大学院ガイド 2021
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TOKAI UNIVERSITY Graduate School 2021[専攻]海洋学専攻修了生の主な研究テーマ概要■ マダコ浮遊幼生の育成餌料と光環境及び成体の好適餌料と飼育技術の検討■ 駿河湾における浮遊性貝形類の種多様性、個体群動態、および分布に関する研究■ 食品分野への蛍光測定技術の有効性の検討■ メタンハイドレート資源開発における流動障害に関する研究 -管内のメタンガスの流動解析および生産効率の検討-■ 黒潮続流南側海域における冬季季節内変動に関する研究■ 貝類の殻を利用した商品とその流通 -貝ボタンを中心に-(注意)2021年度開講時点においては、多少の変更が生じる場合もありますので、出願前に必ず希望研究指導教員と相談してください。32本専攻は、海洋の自然科学を踏まえた上で、多様な関係者の合意形成を通して海洋の保全・持続的利用と実践を学ぶ「海洋人間圏分野」、海洋に係わる生物と水産に関する理論・フィールド・実験に根ざした教育を行う「海洋生命圏分野」、海洋の物理的・化学的な自然現象を理解し、フィールドと理論に根ざした「海洋地球圏分野」を3つの柱に据え、さらに上記3つの専門分野を有機的に結合させる「総合海洋学科目群」を履修することで海洋学に関する総合知と全体を俯瞰する能力を身につけます。ひとつの課題に対して、海洋物理学・海洋化学、地球科学、海底鉱物資源学、水産学、海洋生物学、海洋人類学、海洋政策・法学などさまざまな分野を通して問題解決をはかる高度な専門的能力を培い、優れた研究者および技術者を育成することを教育目標としています。修士課程■ 海洋に関する多様な専門分野を有機的に結びつけ、諸問題の発見・解決へ導く海洋学専攻 清  水キャンパス充実した施設設備と絶好のロケーションで「海」の未来を考える海洋学研究科(修士課程)は、海に関するあらゆる学問分野を教育研究の対象とし、理学、工学、水産・生物学、人文・社会科学などを含む総合的な海洋学を基盤とした広い視野と、高度な専門的能力の育成をはかります。本研究科を設置する清水キャンパスは、駿河湾に面しており、海洋学の研究には地理的に恵まれた環境にあります。関連施設として海洋研究所や海洋調査研修船「望星丸」をはじめ、小型舟艇「北斗」・「南十字」、臨海実験場、海洋科学博物館等の施設が充実しているのも特色です。これからの海洋開発は、海洋基本法に明示されているように、地球環境の保全とともに、海洋の豊富な資源とエネルギーの持続的利用という、人類にとって最も重要な産業への発展が期待されています。海洋は詩情をそそり、神秘に満ちあふれ、解明すべき未知の世界がまだまだ多く残されています。本研究科は、海洋にロマンと夢を抱き、次世代を担う海洋の研究者や技術者として活躍する「有能な専門家」としての知識の習得とともに、海洋に関わる知識を社会問題の解決へとつなぐコーディネート能力を持った人材育成を目的としています。海洋学研究科のアドミッション・ポリシー本学の「建学の精神」と、以下に示す本研究科の教育理念・目標を理解し、自ら学ぶ意欲をもった者を国内外から広く受け入れます。 本研究科の教育理念・目標「自ら課題を探求し、柔軟な思考をもち、解決する能力を有し、広い視野をもち、総合的な判断力を有し、柔軟に対応する能力のある人材」の育成海洋学研究科

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