文化社会学部 2020
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基礎科目を中心に西洋の全体像を把握します。必修の少人数ゼミではプレゼンやレポートの書き方など、学修の基礎を学びます。文化社会学部ヨーロッパ・アメリカ学科の教育研究上の目的は、大学・学部の教育目的に沿って、西洋世界について古代から現代までの包括的な理解を深め、さらに「文学・芸術」「宗教・思想」「歴史・社会」という多角的な視点からの学びを通じて、第一に、変動する世界情勢の選択科目を履修し、基礎知識を身につけながら、問題発見・解決能力を養います。また各研究分野の基本的方法論を修得します。なかでも揺るがない洞察力を持ち、新たな文明を創成するエネルギーに溢れた人材を養成します。第二に、多様性を尊び、共生を志向する精神をもって未来を切り開き、暮らしを豊かにする知恵をもつ人材を養成することです。ゼミに分かれて専門的な研究を始めます。主体的に問題を設定し、論文を作成する技術を学ぶとともに、高度な専門性を修得します。4年間で身につけた知識・経験の集大成として、自分が決定したテーマについて卒業論文を作成します。131年次2年次3年次4年次西洋の基礎知識を 学ぶ問題発見・解決能力を 養う教育研究上の目的及び養成する人材像ゼミで専門を 深める卒業論文を まとめるヨーロッパとアメリカの 知の世界を旅する実地研修 「ヨーロッパ・アメリカ実地研修」は、教員と一緒にヨーロッパまたはアメリカに出向き、自分の目で見て、じかに文化に親しむことができる授業です。歴史や芸術に触れ、遺産や自然を巡り、政治や経済の実情を学ぶことで、欧米の奥深さを身をもって知る旅となります。百聞は一見にしかず。好奇心を刺激し知識に息吹を与えてくれるような内容が盛りだくさんです。ヨーロッパとアメリカの知の世界へともに旅立ちましょう。西洋美術の技法の流れを学ぶ 「ヨーロッパ芸術論B」 芸術は、西洋世界の理解にとって欠かせません。ヨーロッパの建築物はさまざまな技法で装飾されているからです。油彩画など身近なもののほか、フレスコ画、モザイク画、卵の黄身で絵の具をつくるテンペラ技法などがあります。また、中世の本には動物の皮からつくる羊皮紙が使われ、鮮やかな彩飾が施されました。授業ではさまざまな技法の歴史を学びつつ、羊皮紙に羽ペンで文字を書く、大理石を割ってモザイクをつくるなどの実習を行います。ヨーロッパ・アメリカ学科でしかできないこと!4年間の流れ

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