文化社会学部 2020
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■『ハリー・ポッターと秘密の部屋』にみるイギリスの階級社会■アメリカ植民地時代における共存の可能性■アメリカの黒人間題から考える差別的思考の構造■メジャーリーガーの多人種・多国籍化■ハリウッド映画に映し出される日本■グリム童話における動物の役割と行動Close Up 2018年度のヨーロッパ・アメリカ実地研修では、「レオナルド・ダ・ヴィンチと遠近法の旅」というテーマの下、8月30日から9月10日までの12日間、イタリア・フランスを訪れました。イタリアではフィレンツェ、ピサ、ミラノ、そしてオプションでアレッツォへ。フランスではパリ、アンボワーズに行きました。 イタリアではさまざまな美術館や大聖堂、ダ・ヴィンチの故郷のヴィンチ村、今回の旅の目玉である《最後の晩餐》の見学をしました。何重にもなった扉を越えた先にある《最後の晩餐》と実際に対面すると、私が想像していたよりも大きく迫力がありましたが、その一方で色が16手厚いサポート体制グローバル時代を迎え、英語の必要性、重要性はますます高まっています。必修の英語科目に加え、TOEIC®試験を無料で受験可能。Speaking試験にも対応。英語力の着実な向上をサポートします。卒業論文テーマ例※(2015-2017年度)■古代ギリシアの神話と女性-悲劇作品に描かれる魔女■フランスのシャルトル大聖堂-ゴシック建築とステンドグラスの歴史■レオナルド・ダ・ヴィンチとルネサンス-キリスト教と科学の関係■マリー・アントワネットとロココ時代のファッション■アルフォンス・ミュシャ《スラヴ叙事詩》-愛国主義とチェコのアートシーン■東ドイツにおけるキリスト教会の役割思っていたよりも薄くてはかない印象を受けました。また、オプションで行ったアレッツォはちょうど“Giostradelsaracino”(サラセン人の馬上槍突き祭り)の日で大にぎわいでした。人々の楽しそうな笑顔や声、にぎやかな音楽にはとても心が躍り、そのきらきらとした風景は、まるで映画のワンシーンに自分が飛び込んだかのようでした。 フランスではロワール川沿いの古城巡り、ルーヴル美術館の見学、パリ市内のナイトツアーなど二日間という短い日数ながらも満喫することができました。古城巡りでは、ダ・ヴィンチが晩年を過ごしたクロ・リュセ城とそれに言語を通じて文化を学ぶ多くの国で公用語として使われるフランス語。中南米の大多数の国でも使うスペイン語。そのほか、ドイツ語、イタリア語、ロシア語など、多彩な言語を学ぶことができます。美術やファッションには欠かせないイタリア語はヨーロッパの美術・音楽・文学のほか、食文化やファッションの世界には欠かせません。イタリア語を学ぶことによって、この国の文化についても触れます。隣接するサン・テュベール礼拝堂、ダ・ヴィンチのお墓があるアンボワーズ城を見学しました。お墓を前にして、ここにあの天才が眠っているのかと思うと感慨深いものがありました。 この旅で私は初めて憧れのヨーロッパを訪れましたが、人々の温かさや暮らしの風景など、実際に現地に行かなければ分からないことをたくさん知って、たいへん有意義で貴重な時間を過ごすことができました。独特の言語と文化を学ぶラテン文字のポーランド語、キリル文字のブルガリア語のほか、これらスラヴ語とは系統の異なるハンガリー語など、他大学では学ぶことができない言語を習得します。ギリシア語入門 1・2ラテン語入門 1・2 ヨーロッパの古代世界を知ろうギリシア語は、ギリシア悲劇やプラトンの哲学、聖書などに用いられた古代の言葉です。ラテン語はローマ時代以降、中世、ルネサンスを通じてヨーロッパの共通語でした。東欧諸語ヨーロッパの主要言語フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語・ロシア語イタリア語とイタリア文化 1・2※2015〜2017年度卒業生実績(本学科の前身「文学部 ヨーロッパ文明学科」、「文学部 アメリカ文明学科」の実績)※本学科の前身「文学部 ヨーロッパ文明学科」英語ヨーロッパ・アメリカ実地研修主な専攻科目多彩な言語ヨーロッパとアメリカをじかに体験しよう!鈴木 瑛来さん 3年次※ 県立富岡東高等学校(群馬県)出身

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