文化社会学部 2020
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●専門分野: 言語政策論、フィンランド語、サーミ語●研究課題: 言語政策から見たフィンランド、フィンYOSHIDA, KingoClose UpA.まずは暗い秋、気持ちも暗くなりました。でも、冬に雪が積もると気持ちも明るくなったのは不思議です。そんな冬にフィンランド人の友人たちとフィンランド北部のイナリという町を訪れ、湖畔にあるQ. 北欧学科への入学の動機は?A.小学生の頃に、フィンランドを舞台にした日本映画『かもめ食堂』を見たのが北欧との出合いです。その後、高校の地理の時間に、フィンランド語はほかのヨーロッパの言語とは違うと聞いて興味がわきました。そして、フィンランド語をきちんと勉強できる大学は東海大学だけだと知り、入学を決意しました。Q. 最初から留学を目指していましたか?A.最初は留学したとしても短期にしようと思っていました。でも、フィンランドへ長期留学をした学科の先輩の話を聞いているうちに、自分も長期の留学をしたいと思うようになりました。それは2年次生の12月のことです。Q. 実際に9か月間フィンランドで暮らして印象に残っていることは?ランド語とサーミ語における派生Q. 大学生活の感想は?A.高校時代はあまり勉強が好きではなかったのですが、東海大学へ入学して「学ぶことは本当に楽しいんだ」と思うようになりました。それは、自分が本当に学びたいことを学べているからだと思います。さらにフィンランド留学を経験して「教育をサウナ付きの小屋に泊まりました。サウナの窓からオーロラが見えたときには、思わず裸のまま外へ飛び出しました。フィンランド人たちがするように、雪の中を裸で転げまわり熱い体を冷やすとサウナへ逆戻り。最高の体験でした。Q. 日本と違うなと思ったことは?A.フィンランド人と結婚し子どもをもうけ、そして離婚したインドネシア人の女性と仲良くなりました。彼女はフィンランドの地方議会選挙へ立候補していたのですが、多様な文化や人々を受け入れるフィンランドの現実を感じることができました。それ以外には、事実婚状態で一緒に住んでいる若い学生のカップルが多いことなども、やはり日本と違うなと思いました。奥田 ライヤ山川 亜古橋本 ライヤリーセ・スコウカール・アーネ・ヨンソン宮城  学中村 衣代トーマス・ミューヴィックQ. 今後の目標は?A.実は専業主婦にあこがれていたのですが、フィンランド留学で人生観や仕事観が大きく変わりました。フィンランドの女性たちを見ていて、精神的にも経済的にも自立することがとても重要だと思うようになりました。自立した人間に成長し、そして、フィンランド語の勉強も続け、いつか再びフィンランドを訪れることが今の私が抱いている大きな夢です。皆さんも頑張ってください!受けられることは本当に幸せなことなんだ」と実感しました。[フィンランド語][フィンランド史][フィンランド語][デンマーク語][スウェーデン語][アイスランド語][ノルウェー語][ノルウェー語]27※本学科の前身「文学部 北欧学科」2016年9月から約9か月間、大学の海外派遣留学制度を利用して フィンランドのトゥルク大学に留学をした東さんに話を伺いました。非常勤講師の紹介北欧学科フィンランド留学体験記吉田 欣吾 教授東 花音さん 2017年度卒業※富島運輸株式会社人間同士の共生という観点から、北欧と日本について考えてみませんか多様な文化を受け入れてくれることがフィンランドの魅力

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