情報理工学部 2020
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[研究テーマ]コンピュータ筆跡鑑定、世界土地被覆分類[専門分野]画像処理[学歴]東海大学大学院工学研究科08コンピュータによる筆跡鑑定のための処理・解析作業4年次生による量子アニーリング法を利用したシミュレータの開発情報理工学部 情報科学科四足歩行動物の動作解析(左上)。芳香療法のための精油調合バランス最適化(右上)。口唇の動き特徴のオプティカルフロー解析(下)[研究テーマ]進化型計算、遺伝的アルゴリズム、確率的最適化、統計解析、人工知能[研究テーマ]量子準位統計、断熱量子計算、カオス系の半古典論[専門分野]進化型計算、群知能、確率的最適化[学歴]東京工業大学大学院総合理工学研究科[専門分野]量子論、非線形科学、非平衡系の統計力学[学歴]早稲田大学大学院理工学研究科福江 潔也 教授K.Fukue工学博士染谷 博司 准教授H.Someya博士(工学)牧野 浩典 准教授H.Makino博士(理学)(1)コンピュータ筆跡鑑定 科学捜査分野における利用を想定したコンピュータによる筆跡鑑定システムの開発をしています。人が筆記するパターンには不思議な世界が広がっていますが、コンピュータは高い精度で筆者を特定します。(2)世界土地被覆分類 地球気候変動予測や地球規模の環境変化モニタリングのために、地球観測衛星画像から地球全体の土地被覆状況を把握する分類システムを開発しています。地球の表面にはいたるところに不思議なパターンが広がっていますが、思いもよらない変化が刻々と起きています。地球観測衛星画像からその情報を把握・検出します。 誰にも正解が分からない難しい問題を解く必要に迫られることがあります。スケジューリングや構造設計などの最適化問題はその代表例です。このようなとき、私たちは、試行錯誤しながら最適解にたどり着こうと奮闘します。しかし、試行錯誤には、多大な労力と時間がかかることも少なくありません。当研究室では、確率モデルとコンピュータ・シミュレーションを駆使し、生物進化や群れの行動などの集団的振る舞いをお手本とした、頑健で効率のよい試行錯誤の仕方を探ります。 量子論の誕生から100年、情報科学は量子論を取り込んだ複合的な学問領域へと発展しました。量子コンピュータや量子テレポテーションなど量子論の原理を駆使した情報技術の研究が世界各国で活発に行われ、近年では巡回セールスマン問題などの組み合わせ最適化問題を高速に処理できる量子アニーリング法の応用例がメディアでも話題になっています。本研究室では、こうした新しい研究成果を支える量子力学の基本的な問題を研究テーマにしています。Fukue LaboratorySomeya LaboratoryMakino Laboratory進化的システムをデザインしよう量子テクノロジーの基礎と応用を学び新しい時代の扉を拓こう福江研究室人や社会や世界を助ける画像処理技術染谷研究室牧野研究室

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