情報理工学部 2020
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[研究テーマ]生体信号解析、対話型システム開発、拡張/仮想現実による表示あなたにとって研究とは?Department of Human and Information Science09脈波解析より得られる自律神経活動度に応じ、ゲーム難易度や教材表示方法を変更し、快適状態を保つ観測画像復元結果観測画像オブジェクト消去結果武石 光平 さん 4年次青稜高等学校(東京都)出身画像修復の例:ランダムラインスキャンされたデータの復元(上段)、不要なオブジェクトの消去(下段)[研究テーマ]ディジタル信号処理、画像修復、非線形最適化[専門分野]知覚情報処理、電気生理、バイオイメージング[学歴]慶應義塾大学大学院理工学研究科[専門分野]ディジタル信号処理[学歴]東京理科大学大学院工学研究科| 学生の声 | Voice大学生活は私の人生観を大きく変えてくれました情報科学科水谷 賢史 准教授K.Mizutani博士(理学)高橋 智博 助教T.Takahashi博士(工学) 私は高校生の時、勉強する意味が分からず目標もなかったため、漫然と学生生活を送っていました。いざ進学先を考えなければならなくなり漠然と将来は情報の仕事に就きたいと思ったため、目に留まった情報科学科に進学しました。結果として今までの大学生活3年間は私の世界観を色鮮やかなものに変えてくれました。大学の講義は基礎分野からさまざまな知識が必要な専門分野まで幅広く学ぶことができ、初めて高校まで勉強を 生体信号(脳波・心電図・脈波・口唇動作・音声・表情)から感情を読み取り、ユーザとシステムが対話しながら、ユーザの好む方向へ文字やキャラクターのデザインを変更することにより、ゲーム難易度や教材表示方法を調整し、快適な環境を形成するシステムの研究・開発をしています。新たな試みとして、デザインの表現方法に拡張/仮想現実手法を取り入れることで、未来に向けて、より豊かなくらしをもたらす技術の開発に挑戦しています。システムの開発に伴う議論が活発に行われており、ゼミの教員・学生間で共有しているslack上での会話が、早朝から深夜まで絶えることなく交わされています。 さまざまな要因によって劣化してしまった信号から元の信号を復元する方法や、その応用について研究しています。観光地で撮影した写真に電柱や撮影者の指が写り込んでしまったことはないでしょうか。また、暗所で撮影された画像や無線伝送された信号、そして大きすぎる音声を無理に録音した場合には特有の雑音や歪みが生じることが知られています。これらはすべて信号の劣化として捉えることができます。劣化した信号を価値ある信号へ復元するために、元の信号の性質や劣化がどのようにして生じたかを考慮した手法の構築を目指します。していてよかったと思うことができました。さらに情報科学科ではさまざまな分野に精通した先生方、目標を持った素敵な仲間と巡り合うことができ、学内外のイベントに積極的に参加することで興味が尽きることがない充実した日々を過ごしています。情報科学科は素晴らしい環境がそろっているため積極的な姿勢を持っている限り、決してあなたを退屈にさせることはないと思います。皆さんの大学生活が楽しく充実したものになってくれると私もうれしいです。まだ誰も到達したことのない地の“開拓”Mizutani LaboratoryTakahashi Laboratory好きを知り・創り、くらしを豊かにするシステムの研究・開発ディジタル信号処理で切り開く次世代の画像・音声処理水谷研究室高橋研究室

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