情報理工学部 2020
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[研究テーマ]人とロボットの協働作業系、操作しやすいパワーアシスト、生体信号の機械応用[専門分野]アルゴリズムとデータ構造、計算幾何[学歴]名古屋大学大学院工学研究科Department of Applied Computer Engineering15協働作業ロボットのダイレクトティーチングの様子平面的グラフ(ネットワーク)における2点間の距離とユークリッド距離との比例数の研究シーン[研究テーマ]ロボットの最短路計画、移動目標の捜索アルゴリズム、平面的グラフの伸展因子[専門分野]人間機械制御系、制御工学[学歴]東京工業大学大学院理工学研究科コンピュータ応用工学科稲葉 毅 教授T.Inaba博士(工学)譚 学厚 教授X.Tan博士(工学) コンピュータ応用工学科には、学科内の有志によるロボコン参戦チームがあります。このチームでは、マイクロマウスというロボコンに取り組んでおり、学年を問わず日々開発に励んでいます。このロボコンは、迷路を探索し最短経路による走行を競うものです。ロボットを回路から設計・組み立て、ソフトウェアまですべて学生が自分たちでつくり上げているので、CADやプログラミング言語の知見を得る 近い将来、人と一緒に働くロボットや機械が身近になるでしょう。それらは一方的に人から操縦されるものではなく、人と互いに影響しあって動作することが期待されます。重いものを一緒に運んでくれるロボットなら、相手の力加減に応じて人に合わせ、時には人をリードするでしょう。このような動作の手本はもちろん人自身です。人には対象や状況に応じて自身の特性を変化させる適応的な性質があります。そこで、人が機械や道具を利用する際の適応的性質に注目し、それを明らかにして機械システムに利用することで操作がしやすく、人に優しい機械システムの実現を目指しています。 高校で幾何学を苦手とする人は多いでしょう。コンピュータも幾何が苦手です。しかし、幾何的な対象を扱う情報処理の分野は数多くあり、たとえば、3DCG、画像処理、VLSI設計、ロボティックス、パターン認識などが挙げられます。幾何学的な問題をいかに効率よく処理するかが私の研究テーマです。具体的に、順序付き対象物を巡回する最短路を求めるアルゴリズムや未知の移動対象を捜索する方法などについて研究しています。これらの研究成果はロボット経路計画や自動化工場等に応用できます。とともに、仲間とものをつくる楽しさを体験することができます。 また、毎年、全国大会や地区大会の参加をはじめとして、さまざまな活動に取り組んでいます。大学に入学して初めてロボットを開発したということもあり、ロボット製作に苦戦する毎日でしたが、日々の努力が実を結び、大会でチーム賞を受賞することができました。マイクロマウス以外でもさまざまな活動に積極的に参加しており、それらをサポートする環境も整っています。興味のある方は誰でも歓迎しますので、ぜひ参加してください。Inaba LaboratoryTan Laboratory| 学科トピックス | Topicsロボコン大会に出場しています高速情報処理アルゴリズムの開発稲葉研究室ヒトと機械の新しい関係を探究する譚研究室

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