情報理工学部 2020
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[研究テーマ]情報セキュリティ技術、プライバシー保護技術、データ工学[専門分野]知覚情報処理、ヒューマンインタフェース[学歴]奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科あなたにとって研究とは?16ビックデータの分析と、そのデータを守るシステム研究手指に能動的に振動を入力し、伝播した振動を計測することで、3軸の指先接触力の推定を実現情報理工学部 コンピュータ応用工学科上村 悟 さん 4年次鵠沼高等学校(神奈川県)出身[研究テーマ]視線計測技術、音響計測[専門分野]情報セキュリティ、プライバシー保護技術、データ工学、eラーニング[学歴]慶應義塾大学大学院理工学研究科慎 祥揆 准教授S.Shin博士(工学)竹村 憲太郎 准教授K.Takemura博士(工学)| 学生の声 | Voice情報分野の技術を活用し介護の実情に対する改善アプローチを探究しています ヒューマンセンシング技術は、自動車・ロボットなどの自動化が進む未来において、知的かつ安全なシステムを実現する上で必要不可欠なものです。竹村研究室では、その中でも視線や関節角度など人の動作を計測する技術に取り組んでいます。視線計測の分野では角膜表面に反射した画像を抽出する技術や偏光カメラを用いた注視点推定などに力を入れています。また、音響計測の分野では、身体に能動的に振動を入力することで、関節角度や力の計測を行っています。学生は、国際会議に積極的に参加し、英語で成果発表を行っています。先進的な計測技術を創造し、次世代のヒューマンインタフェースの実現をともに目指しましょう! Web、スマートフォン、IoTなどから、実世界を反映する大容量のデータが爆発的に急増しています。そして、そのデータを用いて新たな価値を生み出す、ビックデータやAI技術が注目されています。それに従いデータ解析に関する研究が広がり、パーソナライゼーションなど、情報の効率的な利用方法の重要性がますます高まっています。しかし一方で、情報のデジタル化と集中管理にともない、個人情報の漏洩や保護に対するさまざまな問題も起こっているのが現状です。今の情報システムは、情報セキュリティを抜きには成り立ちません。データの効率的な利用と、それを守るための技術、管理手法とその教育システムの開発を目指しています。 私は子供の頃からコンピュータや機械いじりが好きで、このコンピュータ応用工学科に進学しました。ロボット工学を通じて機械の構造について学ぶことと並行し、プログラミングなどのコンピュータの技術が学べるこの学科は、私にとってピッタリの学科でした。大学の講義では、基礎的な知識から自分の興味のある分野の専門的な知識まで、自由に幅広く学んでいくことができます。もし壁にぶつかることがあっても、仲間と協力して取り組むことで乗り越えることができます。コンピュータ応用工学科の先生方は、さまざまな分野に精通しているので、興味をもてる分野がきっと見つかるはずです。大学では今までとは違い、自分が何を学んでいくのかを自分で決めていかなければなりません。私は家族の影響で、情報以外の分野についても興味があったので、情報分野の技術を他分野に生かしたいと思いました。現在、私はたくさんの素敵な仲間に恵まれ、充実した日々を送っています。皆さんが輝かしい大学生活を送れることを祈っています。世界と自分をつなぐ“架け橋”Shin LaboratoryTakemura Laboratory知識や情報処理による価値創造及びそれを守る技術と戦略慎研究室竹村研究室人間計測技術で画期的なヒューマンインタフェースの実現を

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