情報理工学部 2020
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[研究テーマ]災害情報システム、ソーシャルメディア、自然言語処理、モバイルアプリケーション、画像処理06内田研究室が開発した災害情報共有システムDITS。自治体や学校の防災訓練などでも利用されている画像認識技術を用いたマーカレスAR。画像中の物体を認識し、現実空間の物体に情報を付与することができる脳腫瘍レーザー手術中の脳内温度分布のMRIによる可視化。レーザー照射点(左上図中の矢印)付近の温度が時間とともに上昇する様子がカラー表示されている情報理工学部 情報科学科[研究テーマ]人工知能・機械学習の理論と応用、深層学習、強化学習[研究テーマ]脳内物質移動の画像化、体内温度分布の画像化、体内の電磁界・温熱界のシミュレーション[専門分野]災害情報処理、ソーシャルメディア[学歴]電気通信大学大学院情報システム学研究科[専門分野]機械学習[学歴]東京工業大学大学院理工学研究科[専門分野]医用計測工学[学歴]神戸大学大学院工学研究科内田 理 教授O.Uchida博士(工学)尾関 智子 教授T.Ozeki博士(理学)黒田 輝 教授K.Kuroda博士(工学)情報科学科には11の研究室があり、情報科学に関わるユニークな研究を実施しています。科学研究費補助金などの研究費の獲得も順調です。学生は3年次の秋セメスターになると研究室に配属され、教員とともに最先端の研究を進めます。 「安全・安心な社会を情報科学の力で実現する」をモットーにさまざまな研究に取り組んでいます。現在は「災害情報処理」に関する研究、特にTwitterなどのソーシャルメディアを用いた災害情報共有システムの構築や災害情報の可視化、パーソナル化に関する研究に注力しています。内田研究室が開発したDITS(Disaster Information Tweeting System)は、災害情報を位置情報や写真付きで簡単にツイッターに投稿するシステムで、自治体や学校の防災訓練などでも利用されています。現在は、日本国内のみならず東南アジアを中心とする諸外国の研究機関とも共同で研究・開発を進めています。研究室には留学生もたくさん在籍しています。 超高齢化社会を迎えたわが国ではロボットやIT技術を駆使した、人を見守るシステムが今後ますます必要となります。本研究室では、人工知能・機械学習を用いて、ビデオや画像から人の顔や表情を認識する研究やスマートフォンの加速度センサデータやビデオデータから人の行動を認識する研究を行っています。また、学生たちが身の回りの興味ある対象に機械学習の手法を適用し、株価の予測やゲームAI、対話システム、ARなどの研究も行っています。機械学習技術のさらなる発展のためには理論的基盤を築くことも重要です。本研究室では数学や統計科学、物理学により機械学習の理論的な研究も行っています。 私たちの研究室ではヒトをはじめとした生体内部のイメージング技術、特にMRI(Magnetic Resonance Imaging)に関する研究を行っています。大規模な理工系の学部と医学部を擁する本学の特徴を生かして、医学部との共同研究を強力に推進しています。さまざまな脳・神経系疾患に関係する脳脊髄液の動態可視化、がんなどの温熱療法下における体内の温度分布画像化などの計測手法の研究、体内にアンテナを入れて撮像するMR内視鏡の開発をはじめ、体内の電磁界・温熱界の大規模なコンピュータシミュレーション、あるいは昆虫のイメージングなどを最新設備で実施しています。Uchida LaboratoryOzeki LaboratoryKuroda Laboratory自然災害の被害を軽減するための情報システムの研究・開発イメージング技術で人体の神秘に迫る内田研究室尾関研究室人工知能・機械学習で私たちの暮らしを楽しく豊かに黒田研究室情報科学科 | 研究室紹介

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