情報理工学部 2020
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[研究テーマ]脳の研究、心理学の研究、エンターテインメントの科学的研究[専門分野]衛星リモートセンシング、画像処理[学歴]千葉大学大学院工学研究科[専門分野]地球物理学、大気科学、リモートセンシング[学歴]東京大学大学院理学系研究科Department of Human and Information Science07研究室で開発したVR(バーチャルリアリティ)ゲームソフトの使い心地を被験者に体験してもらい評価している様子地球観測衛星「みどり2号」の模型。GLIという先進センサーが搭載され、地球環境の解明に役立てられた[研究テーマ]リモートセンシング、地球環境変動解析、災害の即時監視技術、画像処理、サイエンティフィック・ビジュアリゼーション[研究テーマ]衛星リモートセンシング、地球温暖化、再生可能エネルギー[専門分野]神経科学、実験心理学[学歴]大阪大学大学院医学系研究科情報科学科高雄 元晴 教授M.Takao博士(医学)長 幸平 教授K.Cho博士(工学)中島 孝 教授T.Nakajima博士(理学) 私たちの脳内の時計の時間は一日に一度、主として光によって巻き戻しています。私の研究室では、ヒトと動物を対象として、脳内の時計の時間を巻き戻す光の受容とその情報処理について研究しています。この研究を通じて気持ち良く眠り、日中を元気に暮らせる光環境の条件を明らかにしたいと考えています。私の研究室ではこれ以外に、VR(バーチャルリアリティ)技術を使って仮想現実下におけるヒトの生理学及び心理学について研究しています。また、脳波や心電図、筋電図などをもとに、玩具や寝具のメーカーと共同で製品の使いやすさ、心地よさを評価する技術を開発しています。私の研究室では情報科学科で学ぶ情報技術を使ってこれらの研究・開発をしています。 情報分析にはさまざまなアプローチがあります。本研究室では、主に画像処理の手法を駆使して、地球環境変動を把握することを目的にしています。たとえば、衛星データから北極海の海氷面積の減少傾向を分析しています。また、東日本大震災の被災地の環境再生状況を衛星観測、ドローン撮影、現地調査を通じて多元的に解析しています。研究の推進力は好奇心です。「画像から何が読みとれるのか?」「どんな解析をすれば、傾向をグラフ化できるのか?」研究の面白さが分かってくると、いろいろなアイデアが出てきます。そんな学生たちを後押しするのが私たちの仕事だと思っています。一緒に、面白い研究、先端的な研究をしましょう。 地球の科学的理解を進化させるために、衛星観測、地上観測、そして地球システムのモデル化に関する研究を進めています。近年打ち上げられた地球観測衛星の「しきさい」「いぶき」、そして2021年に打ち上げ予定の衛星「アースケア」を駆使した先進的な研究を推進します。近年は、地球科学の知見を再生可能エネルギーの利用に生かす研究も始まりました。これらの研究は宇宙航空研究開発機構(JAXA)、アメリカ航空宇宙局(NASA)、気象庁、国立環境研究所、科学技術振興機構、他大学と共同で実施しています。地球、気象、気候、雲や虹など美しい地球の姿に興味がある学生さん、一緒に研究に取り組んでみませんか?Takao LaboratoryCho LaboratoryNakajima Laboratory情報技術を使って、ヒトと動物の脳と心を研究地球環境変動を衛星データと情報科学の力で分析する地球観測衛星データを使って地球システムの■を解き明かす高雄研究室長研究室中島研究室

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