体育学部 2020
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■■ ■■■■ 本学科名に含まれる「スポーツ&レジャー」の語は、わが国ではまだ馴染みが薄いです。しかし、英国やアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドでは「スポーツ&レジャー」を冠した学部や学科が、また、台湾、韓国などでも同様の学科、コースが相次いで開設されています。 一般的にスポーツは、制度化され組織化され、ほかよりも優位であることを求める活動を、また、レジャーは選択の自由性と内発的動機を特徴とする活動であると解釈されてきました。しかし、人々の楽しみの活動が多様化するにつれ、2つの領域の境界は次第に曖昧になってきています。 そこで、キャンプや散策、トレッキングやダイビング、釣り大会や健康フェスティバル、複合的な運動公園やコミュニティセンターな 本学科では、人間の文化としての「スポーツ&レジャー」について深く学び、人間の生き方の質を高める新たなライフスタイルの創出を目指します。マネジメント専門能力の開発、実習、ITと研究法、英ど、多くの活動や催事、施設などをはっきり区別するよりは、「スポーツ&レジャー」として包括的に捉えた方が現実に即しているという考えが広まってきました。つまり、「スポーツ」と「レジャー」を単に「&」でつないだというよりは、「スポーツ=競技・勝敗」「レジャー=きばらし・娯楽」という偏って定着した発想を脱して、「スポーツ」や「レジャー」を広義にかつ本来的意味に立ち返って捉え直しているのです。 「スポーツ&レジャー」は、QOLや環境保護、伝統文化の再生などを含め、充実したゆとりある生活や社会の形成に資するために両者を融合して扱う領域を強調して指すための新たな一単語として使われはじめています。語を重視して学び、また、生きた英語を学ぶことで、TOEFL®テスト高得点を目指します。複数教員によるティーチングや1年目からゼミナールがあるなど、学ぶためのサポート体制が充実しています。z 人間の文化としての「スポーツ&レジャー」を啓発することのできる人材x イベントとしての「スポーツ&レジャー」を振興することのできる人材c クリエイションとしての「スポーツ&レジャー」を演出できる人材v 「スポーツ&レジャー」分野の教育や研究に従事することのできる基礎的能力を備えた人材b 「スポーツ&レジャー」分野で活躍できるマネジメント能力と教養を身につけた人材スポーツ&レジャーへの理解を深める 【スポーツ&レジャーマネジメント領域:スポーツ&レジャー各論】マネジメント専門能力開発重視 【スポーツ&レジャーマネジメント領域:マネジメント各論】実習の重視 【スポーツ&レジャー実践領域】英語重視 【国際スポーツ&レジャー領域】複数教員によるティーム・ティーチングを多く導入ゼミナールは1年目から 【スポーツ&レジャー研究領域】ITと研究法の重視Department of Sport & Leisure Management35学びの特徴スポーツ&レジャーとはスポーツ・レジャーマネジメント学科カリキュラムの7つの特徴スポーツ・レジャーマネジメント学科が養成しようとする人材

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