体育学部 2020
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 Sport Policy for Japanは、日本のスポーツの現状や課題を突きつめ、自分たちが考えた政策を発表し合う場です。SPJに向けた取り組みを通じて、社会問題に向き合うことの難しさやチームで目標に向かって頑張ることの素晴らしさを実感しました。スポーツをさまざまな視点から考えることができ、とても貴重な経験になりました。4年次 和田 智宏 さん県立茅ケ崎西浜高等学校(神奈川県)出身4年次 大島 美南海 さん県立八代高等学校(熊本県)出身スポーツ・レジャーマネジメント学科 スポーツ・レジャーマネジメント学科では、海外派遣留学プログラムを利用して、毎年数名の学生が海外留学をしています。留学中は語学や専門的学問を学びます。3か月から1年間の海外生活を通して、人との交流や文化の理解を深め、国際的な視野を広げています。また私費留学を自主的に実施している学生もいます。 日本のスポーツの現状などに問題意識を持つ全国の大学3年生が提言を行うSport Policy for Japanが、2018年10月に開催されました。本学科の秋吉ゼミが「非行少年をスポーツで救え!―総合型地域スポーツクラブを活用した政策―」で優秀賞、大津ゼミが「社会人に向けた運動促進政策―ウォーキングに新たな価値を―」で特別賞を受賞しました。 スポーツ・レジャーマネジメント学科では、イベントをゼロから企画し、運営するなど、実践的な授業が多く経験できます。私自身も学生時代、JリーグやJBL(現在のBリーグ)の試合現場でスタッフとして携わり、スポーツを支えることの大切さを学ぶことができました。このような経験を生かしながら、現在は神奈川県体育協会でアスリートをサポートするなど、県内のスポーツ振興に携わっています。「好きを仕事にする」を目標に充実した学生生活を送ってみませんか。 関東大学バスケットボールリーグ戦の試合をホームゲームとして、男子バスケットボール部とスポーツ・レジャーマネジメント学科が連携して企画・運営を行います。地域密着型大学スポーツの先駆けとして活動し始め10年目を迎えました。地域の方々にも企画に協力していただき、地域・大学全体でホームゲームをつくり上げることができました。海外留学Sport Policy for Japan男子バスケットボール部ホームゲームの運営インターンシップ(授業名:スポーツ&レジャーインターンシップ) スポーツ&レジャー関連企業・組織団体機関で夏期休暇期間(8〜9月)に7日間程度インターンシップを行っています。現場での経験を通して専門的な知識や技術を身につけるとともに社会におけるマナーを肌で感じます。主な実習先は、クラブチーム、スポーツ行政機関、施設管理組織、NPO法人団体、青年海外協力機構などです。2010年度卒業硲地 正人 さん公益財団法人神奈川県体育協会4年次 稻木 恵理子 さん日本大学三島高等学校(静岡県)出身 3年次の時に、アメリカのサンディエゴに10か月、語学を勉強するために留学をしました。留学では英語だけでなく、アメリカと日本のスポーツ文化の違いなどを体験することができました。この学科だからこそ海外に目を向け、本場のスポーツ文化を知ることは大切なことだと思います。この留学で得られた貴重な経験を今後の学生生活に生かしていきたいです。2012年度卒業藤沢 奈津美 さん公益財団法人日本オリンピック委員会4年次 小島 千晴 さん県立和光高等学校(埼玉県)出身 学生有志が一丸となって企画・運営するホームゲームは10周年を迎えました。先輩方が積み重ねてきた歴史を大事にしながら、多くの方々に喜んでいただけるような、魅力的でより良い企画を考えようと努力しています。大学1年次から携わり、スポーツの持つ力や仲間とイベントをつくり上げる楽しさを間近で体験することができています。 私がインターンシップで参加したルーツ・スポーツ・ジャパンでは「日本にスポーツを根付かせる」ことを目標にランニングやサイクルイベントを行っています。私は実際のサイクルイベントに携わらせていただいて「参加者目線」だけでなく「運営目線」「クライアント目線」の良いバランスを保つことがスポーツイベントの成功につながることを学びました。 学生時代、海外研修に参加し、英語や海外のスポーツを学ぶことに関心をもつようになりました。このことがきっかけとなり、卒業後は海外留学という道を選択しました。現在は日本オリンピック委員会に勤務し、オリンピックなどの国際総合競技大会へ日本代表選手団を派遣する業務をしています。大会現地では、選手たちが競技で活躍する姿を目の当たりにし、改めてスポーツのもつ力の大きさを感じています!38《 卒業生インタビュー 》学科のイチ押し!

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