文学部(改)2020
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●専門分野:フッサールの現象学、ヨーロッパ現代思想、哲学●研究テーマ:フッサールの時間論、フッサールの哲学史的位置づけ、現象学の応用●専門分野:中南米先史学、文化人類学●研究テーマ:中南米の諸先史文明、文明の理論的研究●専門分野:人文地理学、文化・社会地理学●研究テーマ:都市の移住者コミュニティ、近代都市の形成史●専門分野:宗教社会学、比較社会・地域研究●研究テーマ:比較宗教文化論、エスニシティと宗教11N.Murata博士(社会学)T.Yoshida文学修士Y.Nakanishi博士(地理学)H.Lee博士(文学)戸田真夏 [自然地理学]内藤可夫 [現代環境論]中村朋子 [科学論]前田伸人 [現代社会論]松下真記 [美術史]南 孝典 [社会学]持田あや子 [民俗文化論]府川純一郎 [現代思想]三浦尚子 [地理学]文明学科 私は哲学を研究しています。哲学とは、「世界はどのように成り立っているのか」、「何かを知るとはどういうことなのか」、「いかに生きるべきか」といった、根本的なことについて考える学問です。私が研究を始めた時には、ほかにもやりたいことはあるけれど、まずは若いうちにそういう「青臭い」ことをやっておこう、と思っていました。ところが自分でも少し驚きなのですが、私は歳を重ねるごとにますます、哲学は面白いなあ、もっと研究したいなあ、としみじみ思うようになっています。 皆さんも、大学時代、哲学のことがらを一緒にじっくり考えてみませんか。 研究対象は、中南米の先史文明です。遺跡調査や文書記録の分析を行い、先スペイン期の文明が、どのような世界観に基づいて発展していたのかを研究しています。世界観といっても、特に時間や空間にかかわる認識や死生観が、主たるテーマです。また、文明の理論研究として、先史文明から植民地時代以降のラテンアメリカ社会への文明的影響にも興味をもっています。 日頃は当然のように接している身近な地域、文化、社会といったものは、必ずいろいろな人々の手によって形作られてきたものであり、現在もさまざまなものの影響を受けて変化し続けています。私の専門である人文地理学は、そのような地域や社会を変動させうる政治性や歴史性、そして自然環境などの有形無形の背景や要因について、先入観にとらわれず想像力をもって洞察していく力を養っていく学問です。大学での学びを通して、身近な地域だけでなく、今は名前も知らない場所についてさえも好奇心をもって知識や関心を深めていってほしいと思います。 現代日韓におけるさまざまな宗教及び宗教的現象の比較を通して、宗教が人々の生活のなかでどのような役割を果たしているのかについて研究しています。また、在日外国人を対象としたフィールドワークをもとに、移民・移住と宗教のかかわりについて考察しています。外国人住民の多くは宗教施設を中心にコミュニティを形成しています。多文化共生社会において、彼らが大切にする宗教を知ることはとても重要です。■非常勤講師の紹介井野上真弓 [比較文明学]橘川智昭 [仏教学(中国・朝鮮)]木下直俊 [社会学]鈴木由加里 [フランス哲学・現代文化論]須田英一 [地誌]村田 憲郎 教授吉田 晃章 准教授中西 雄二 講師李 賢京 講師哲学―能動的に考える中南米先史文明の世界観を探究する日常から「地域」を見つめる宗教を通して現代社会を探究する

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