文学部(改)2020
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■北欧神話の世界からキリスト教への転換■ユスティニアヌス帝の政策とテマ制■驚異譚から読み解く中世の精神世界■魔女狩りとキリスト教世界の女性観■十字軍運動から見る西洋の他者認識■英仏百年戦争と騎士の衰退■東地中海世界の母神信仰■ギリシア悲劇が語る古代の女性像■古代ギリシア人のバルバロイ観の変遷■アレクサンドロス大王の東方遠征■カエサルの「寛容」の政治的意図■古代ローマのエヴェルジェティズム■ヴィクトリア朝英国と幕末維新期の日本■ナチスの民衆統合政策とその実態■第二次世界大戦勃発前後の日独関係■20世紀アイルランドのナショナリズム運動■植民地戦争とフランス国民の植民地観の変化■ヨーロッパ民族問題に見る「ロマ」の歴史■イタリア・ルネサンスと「人間の発見」■近代フランスにおける新聞の発達■17世紀オランダの風俗画・寓意画の発展■フランス革命期の女性の権利と公教育■19世紀イギリスのミュージック・ホール■19世紀ロシアの農民とナロードニキ運動25卒業論文基礎1・2卒業論文作成のための 方法論を学ぶ卒業論文大学時代の集大成̶ 卒業論文を作成歴史学科 西洋史専攻 西洋史専攻には専門的な西洋史の学習の集大成となる「卒業論文」があります。1年次の「西洋史研究入門」と「西洋史プレゼミナール」に始まり、2年次の「西洋史基礎講読」・「西洋史文献研究」、3年次の「国やテーマ別のゼミナール」へとレベルアップするゼミナール科目や国・地域・テーマ別の講義科目からなる専門科目の学習を積み重ね西洋史の卒業論文を作成するための基本的な方法論を学び、各人が取り組むテーマを決定します。各時代ごとの研究の特色や問題点などを理解した上で、テーマに関する文献を収集し、研究成果を「卒論予備レポート」と「ミニ卒論」にまとめます。て「卒業論文」に到達します。したがって西洋史専攻のすべての科目は「卒業論文」に関連しており、さらに3・4年次には下記のような卒業論文を作成するための授業があります。西洋史を学んだ成果であり、西洋史研究の始まりとなる「卒業論文」を完成させましょう。大学における学修の集大成として卒業論文を作成します。「ミニ卒論」に基づいて、内容と形式の両面にわたって検討を加え、最終的な成果としてオリジナリティに富んだ西洋史の論文を完成させます。は、語学学習を通じて改めて世界の広さを知り、これまでは気がつくことのなかった西洋史の新しい魅力を発見することができるでしょう。 先生方の手厚いサポートも西洋史専攻の魅力の一つです。研究内容や大学生活をはじめ、個人的な相談もできるため、不安や心配はありません。 私たち学生にとって最も大切なことは、目に映るすべてのものから学び取ろうとする姿勢です。これから社会人になる私たちは、自らアクションを起こし、問題を解決する力を身につけなければなりません。西洋史専攻で、仲間と切磋琢磨し合いながら自分を磨き、充実した学生生活を送ってみませんか。近年の卒業論文の 主要なテーマ東 絹佳さん 4年次東海大学付属相模高等学校(神奈川県)出身近代古代現代中世西洋史はこんな専攻です 西洋史専攻の一番の魅力は、1年次から週2日ゼミナールがあることです。ゼミでは歴史の見方やレジュメの作り方、発表や議論の方法まで先生方が一から丁寧に指導してくださるため、自ら調べ、考え、発信していく力をより早い時期から確実に身につけることができます。 西洋史専攻には、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語の中から好きな言語を一つ選び学習する「西洋史外国語入門」という授業があります。また3年次にはドイツ語とフランス語の歴史文献を読むゼミが開講されています。さらに上を目指し留学する学生も数多くいます。西洋史専攻での学び卒業論文に取り組む先輩からのメッセージ

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