文学部(改)2020
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34T.Matsumoto●専門分野:日本考古学●研究テーマ:縄文時代〜中世、蝦夷、胎土分析、鉄生産Y.Hojo●専門分野:日本考古学●研究テーマ:古墳時代、墳丘墓、前方後円墳、腕輪形石製品K.Akita●専門分野:日本考古学●研究テーマ:縄文時代、土器型式論、住居構造M.Arimura●専門分野:西アジア考古学●研究テーマ:コーカサス、農耕の起源、新石器化、石器、文化遺産の保護と活用松本 建速 教授北條 芳隆 教授秋田 かな子 准教授有村 誠 准教授S.Miyahara●専門分野:日本考古学●研究テーマ:縄文時代、土器、古代技術K.Yamahana●専門分野:エジプト学・考古科学●研究テーマ:古代エジプト、ファイアンス、ガラス、考古科学S.Odaira●専門分野:文化人類学、アンデス考古学●研究テーマ:アンデス先住民史、インカ、民族誌K.Ito●専門分野:日本考古学●研究テーマ:先土器時代、南関東地方、石器形態、人類の領域宮原 俊一 講師大平 秀一 教授(兼担)伊藤 健 非常勤講師 8世紀の古代日本国の歴史書に、当時東北地方に蝦夷と呼ばれる異民族が住んでおり、国に従わないので征討されたと書かれています。しかしさまざまな物証を見つけ、論理的緻密かつ大胆に、そして忍耐強く挑み続けるなら、蝦夷はおらず征討もなかったことが分かります。考古学はどんな人々の歴史も語れる素晴らしい学問です。 日本の古墳時代、特に前方後円墳の出現過程に焦点をあて墳丘の存在理由、墓の構築に注ぎ続けたエネルギーとは何かを調べています。また沖縄県西表島の調査にともない「日本文化」の正体に迫っています。「もの」にこだわってナンボの粘着質の世界で、しかも体力勝負、それが考古学です。 縄文時代の土器について、どのように作られているのかや、文様・装飾の変化など、さまざまな視点で観察しています。そこから土器のもっていた社会的な役割と地域を超えるネットワークシステムが導けると思っています。小さな「もの」から大きな「こと」へと一緒に考えを巡らせましょう。 氷河期が終わって以降、世界のいくつかの地域では農耕牧畜という新たなライフスタイルが始まりました。その一つが中東(西アジア)です。私は、人々がいつ、どのように農耕牧畜を始めたのかに興味をもち、中東やコーカサスで発掘を行っています。若いときにしかできないことがあります。考古学では貴重な経験ができます。 主に縄文時代から弥生時代の文化や社会について研究しています。土器や石器をはじめとするさまざまな考古資料から、古代の人々の暮らしぶりを明らかにしていきたいと考えています。関心、疑問、挑戦、持続、体力。5つのキーワードが大学生活をより豊かなものにします。 古代エジプトのファイアンス(やきもの)やガラスなどの研究と、日本の最先端の科学技術を考古学に応用した考古科学の研究を行っています。原材料や製品の動きを追うことで、古代の交易や経済のシステムが見えてきます。古代エジプト文明の謎を一緒に解き明かしましょう。 アンデス先住民の社会・文化・歴史を研究しています。20年ほどインカの遺跡の発掘調査も実施してきました。アンデス山中で多くの時間を過ごしたこともあり、日本の自然に根差して生きてきた人々にも関心を抱くようになりました。人と自然の関係の変遷を考え、私たちの生きる現代社会を一緒に捉え直しましょう。 人類がまだ遊動生活を送っていた時代、先土器時代について研究しています。特に、南関東地方の遺跡の分析を通じて、人類がどのように生活しどのような生産活動をしていたかに関心をもっています。人類がどんな方法で生きてきたかを知ることで、あなたの生き方を学んでください。考古学は世界のあらゆる地域に存在しています。さまざまな地域や時代について研究する経験豊かな教員が、皆さんの学びをきめ細かくサポートします。一緒に人類の過去を総合的に探究しましょう。教員紹介考古学で歴史の常識を覆す泥と汗にまみれながら過去を考える土器から文化・社会の仕組みに迫る文明発祥の地で人類史を考える失われた技術を再現し、人類の知恵を知るファラオの時代を解明しよう山花 京子 准教授(兼担)アンデス山中から人間を考える石器から太古の暮らしを学ぶ。今を生きるために

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