文学部(改)2020
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■上ノ入B遺跡出土石錘の原産地の探求■弥生・古墳時代における鳥形木製品について■武蔵国における皇朝十二銭■出土魚種組成から探る18世紀京都における魚類利用■江戸・下肥利用の様相−便槽の容量分析から−■沖縄県西表島西部地域における猪垣の周辺地形利用とその構造■古代地中海世界における鍵の用途と社会的意味の変遷■西アジア先土器新石器時代における狩猟採集民の儀礼について■花積下層式期における定住的志向の検討■縄文時代の結歯式櫛の変化と地域性−後・晩期の東日本を中心に−35Y.Koyanagi●専門分野:中国考古学●研究テーマ:中国考古学、新石器文化、長江、飲食文化M.Semmoto●専門分野:ヨーロッパ考古学●研究テーマ:バルカン半島、新石器時代〜青銅器時代、環黒海、原印欧語族小柳 美樹 非常勤講師千本 真生 非常勤講師M.Tao●専門分野:日本考古学●研究テーマ:歴史時代、土器、交易、地域社会M.Tachibana●専門分野:日本考古学●研究テーマ:弥生時代、地域社会、階級制、情報ネットワーク田尾 誠敏 非常勤講師立花 実 非常勤講師歴史学科 考古学専攻 特に長江流域の新石器文化について研究を進めています。集落の構造・墓の構造や埋葬の仕方・農耕技術などから当時の社会を復元し、現在の私たちの生活にどのように影響してきたのかを調べています。ほかに日本考古学史について、近代日本の成長を通して研究しています。則天去私。 ヨーロッパの先史時代について研究しています。おもにバルカン半島と環黒海域で生活をしていた人々の社会や文化のあり方に関心があります。考古学を通じて、いろいろな経験をし、有意義な時間を過ごしてください。 日本の弥生時代は、人々がダイナミックに活動し、文物と情報が行き交う激動の時代です。そして、各地域でクニというまとまりが誕生していきます。その過程を、遺跡の分析を通して明らかにしたいと考えています。執着心と粘着性、通説にとらわれない発想が明日を拓く。さかのぼ 文献史料が登場して以降を歴史時代と呼びますが、時代が遡れば遡るほど、庶民の暮らしや地方政治のあり方は断片的なことしか分かりません。私の専門は、歴史考古学の中でも文献史料が比較的少ない東国の奈良・平安時代です。考古資料によって記録に残らない当時の社会に光を当て、読み取る力を身につけましょう。卒業論文テーマ例(2017年度)いつも中国、時々日本バルカンからヨーロッパの基層文化を探る考古学で読み解く地域社会の実像遺跡調査の現状から弥生社会を考える

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