文学部(改)2020
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■夢枕 獏(作家)■山形石雄(作家)■ウメマツカヲル(漫画家)■天原ちづる(作家)Close Up古こ沢さわ良りょう太た先生の特別授業 日本文学科の卒業生で、脚本家として活躍している古沢良太先生をお迎えして、「日本文学基礎ゼミナール2」(1年次対象、必修科目)で特別講義をしていただいています。『リーガルハイ』や『コンフィデンスマンJP』などの台本を紹介していただきながら、脚本家になったいきさつや仕事の現場のお話などを伺うことができました。テレビ画面の向こう側、制作現場の様子がじかに聞けるということで、みんな興味津々です。41『神々の山嶺』・『陰陽師』・『大帝の剣』・『大江戸釣客伝』ほかスーパーダッシュ文庫「戦う司書」・「六花の勇者」シリーズ(集英社)『よしのぶがっ!』(ガンガンコミックス)文庫アイリス『月影に咲く花』シリーズ(一迅社)森鷗外・幸田露伴の滞在した奥日光を歩く写本にふれる・写本をよむ日本文学実地踏査古典文学研究会日本文学科 日本文学科には、学生有志で活動する研究会が多くあります。その一つである「古典文学研究会」では、建学祭で王朝衣装の着付け体験や、光源氏の邸宅を復元して展示するなど、主に平安文学を楽しく学んでいます。作家活動をする 卒業生たち“くねくね文字”で書かれた写本を読めるようになろう 国語の授業で習う古典文学は、基本的に“くねくね文字”(くずし字と言います)で書かれ、写されてきました。この授業では、それらの文字を読むことを学びます。はじめのうちは、とても自分に読めるとは思えないかもしれませんが、実際にはかなり読みこなせるようになり、昔の人たちがどのように作品を書いたのか、写して伝えたのかを「実感」として学ぶことができます。文学の現場を訪れよう 文学作品はフィクションのため、基本的にその世界に入り込むことはできません。しかしこの授業では、現実の場所を舞台にした作品を読んでから実際にその場所を訪れ、描かれた世界を体感するという方法で、作品理解をはかろうとしています。平安時代の女性が訪れ、文章に描いた神奈川の土地はいまどうなっているのか。夏目漱石や森鷗外の小説の主人公たちはどんな道を歩き、なぜその場所が作品の舞台に選ばれたのか。樋口一葉や宮沢賢治はどんな場所に住んでいたのか。そんな文学の〈現場〉を踏査し、肌で感じ取った空気感を通して学びを深める授業です。学生の研究会活動

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