文学部(改)2020
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●専門分野:コミュニケーション学●研究テーマ:対人コミュニケーション、異文化コミュニケーション、ディベート●著書:『TOEIC®TEST実践セミナー』共著(旺文社)、『英会話本当にほしかった表現1000』共著(講談社インターナショナル)●専門分野:イギリス文学・アイルランド文学●研究テーマ:アイルランドにおける文学と社会●著書:『DecodingPaulMuldoon』(春風社)、『「フィネガンズ・ウェイク」のプロローグを読む』(春風社) ほか●専門分野:イギリス文学(シェイクスピア劇)●研究テーマ:シェイクスピア劇の作品研究及び批評●著書:“『テンペスト』考-牧歌的世界の終焉と再生”(『言葉からみた人間』(藤本昌司監修、鳳書房) ほか●専門分野:英語教育・教授法●研究テーマ:ESP[特殊な目的のための英語使用分析(EnglishforSpecificPurposes)]、多言語社会における言語支援開発●著書:『似ていて違う英単語』(講談社インターナショナル)、『CLIL─新しい発想の授業』共著(三修社) ほか●専門分野:アメリカ文学●研究テーマ:アメリカ文学●著書:「使用人Tの告白:『エミリーへのバラ』の空白を埋める」(論文)、「FriendsofPowerandBeauty:『老人と海』再考」(論文) ほか50I.AyabeM.A.(SpeechCommunication)R.Okuda文学修士T.Kamiyama文学修士S.Saito修士(文学)T.Narasaki文学修士綾部 功 教授(学科長)奥田 良二 教授神山 高行 教授斎藤 早苗 教授楢崎 健 教授 人間関係とコミュニケーションの関係や、文化背景が異なる相手とのコミュニケーションを中心に研究しています。また、英語ディベートの日本の大会や国際大会(世界大会、アジア大会など)で審判を務めながら、欧米、アジア(主に東南アジア、東アジア)の学生の議論の進め方、価値観、世界観を研究し、日本の学生の指導法を模索しています。 イギリスとアイルランドは隣同士で、文学作品は主に英語で書かれています。しかし、イギリスにはイギリス独自の文学があり、隣の国アイルランドにはアイルランド独自の文学があります。同じ英語圏の文学とはいえ、民族、文化、歴史が異なり、もともと言語も異なっていました。しかも、アイルランドは約800年間、イギリスの支配下に置かれていて、今でも北アイルランドはイギリス領のままです。このような2つの国の文学を比較することで、「英文学」の本質の一端が見えてくると考えています。 シェイクスピア劇を研究しています。シェイクスピア劇の面白さを一言で表現するとすれば、人間とは何か、という人間の本質的な姿への問いかけにあると思います。文学研究は数値で表すことが難しく、一見曖昧な学問ですが、そこに研究する面白さがあります。 さて、大学での学びは、自分の幅を広げたり、深めたりすることにつながっています。まずお勧めするのは、読書と旅行です。大学では、大いに学び、そして経験することが大切です。さまざまなことに関心をもち、そしてチャレンジしてみてください。「特殊な目的のための英語」、言い換えると、専門分野に見られる英語使用や、その言語を使用するコミュニティー(ディスコース・コミュニティー)の特徴を探る研究分野です。たとえば、医学分野ではドクターと看護士の会話に見られる英語の特徴、あるいはビジネスパーソンの作成するカスタマーとの契約書に見られる英語使用の特徴に関する分析です。もう一つは、私たちが日本に住むマイノリティー言語を使用する人たちのためにできる言語支援とは、というテーマにも最近、関心をもっています。 アメリカの小説を研究しています。広大な国土から生まれるアメリカ文学は多様性に富んでおり、研究の対象として刺激に満ちています。かの国の歴史、文化、宗教、人種といった背景を踏まえながら考察することで、オリジナリティ豊かなアメリカ小説の魅力は、より輝きを増してきます。その意味で、幅広い視野からの研究が求められますが、同時に忘れてならないのは、作品で描かれる人間そのものについて、歴史や文化の違いを超えて、大切で美しい何かを感じ取り、そして考えることだと思っています。英語文化コミュニケーション学科には、英語という言語、英語圏の文化、コミュニケーションについて研究するプロフェッショナルがそろっています。海外経験豊富な教員による確かな指導により、使える英語力と専門性を身につけることができます。教員紹介コミュニケーションの仕組みを知るアイルランド文学から社会を考えるシェイクスピア劇から人生を学ぶ外国語(英語)の教え方・学び方の探究アメリカ小説の魅力を追究中

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