文学部(改)2020
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●専門分野:コミュニケーション学●研究テーマ:異文化コミュニケーション、異文化トレーニング、異文化感受性●著書:『異文化間協働におけるコミュニケーション』(ナカニシヤ出版)、『異文化コミュニケーション・ワークブック』共著(三修社)ほか●専門分野:応用言語学、音声学・音韻論、日英語対照研究●研究テーマ:第二言語学習者の発話の特徴、バイリンガル環境における言語習得、音声面の習得と教授、クリティカル・シンキング●著書:『英語初中級学習者の諸相』(論文)、『Teachingeffectofcontrastingintonationsystems』(論文)●専門分野:理論言語学・生成文法(統辞法/統語論)●研究テーマ:句構造の内心性と離散無限性に関する比較統辞的研究●著書:『チョムスキー言語の科学』(岩波書店)、『EndocentricStructuringofProjection-freeSyntax』(JohnBenjaminsPublishingCompany) ほか51S.Yamamoto博士(教育学)H.Hosaka修士(文学)H.NaritaPh.D.(Linguistics)山本 志都 教授保坂 華子 准教授成田 広樹 講師英語文化コミュニケーション学科 英語文化コミュニケーション学科は、英語の高等学校及び中学校の教員免許状を取得できる本学で唯一の学科です。教員を目指すにあたって必要な知識は「英語教育学」などを通じて学ぶことができます。さらに、英語という言語を理解できるようになるだけでなく、異文化間のコミュニケーションや英米文学などの知識も身につけることができ、英語圏の文化をとことん学 人々が一緒になって一つの作業や仕事を行うとき、それぞれの人が持つ異なる背景は、「違い」すなわち異文化として影響を及ぼします。「違い」はコミュニケーションや共通理解を妨げる要因にも、新たな気づきや創造性を生みだす種にもなります。「違い」を乗り越えるだけでなく、活用するコミュニケーションをテーマに研究しています。日常のなかの「違和感」や「違い」に注目し、対応し、活用できる力がグローバルに活躍する能力の基礎になると考えています。 応用言語学/音声研究を中心に、学際的に研究活動をしています。 言語の音声面を中心に、第二言語話者の発話音声の特徴、英語・日本語の音声特徴、日本における英語教育や外国語学習者の諸問題などに、言語学内外を含めた学際的な見地から取り組んでいます。最近は赤ちゃんの言語獲得に関心をもっています。教育の面では、ものの考え方の指導、参加型授業を通じて、理論と実践を両立させることを目指しています。 言語とは何か(言語記述の問題)、人間はどのように言語を獲得するのか(言語獲得の問題)、言語はなぜ今ある形になったのか(言語の起源・進化の問題)、なぜヒトは文法を学ぶことができ、ほかの生物にはそれができないのか(言語のヒト固有性の問題)、なぜ特定の表現形式のみが文法的に許容され、ほかの形式が非文法的なものとして排除されるのか(言語表現の文法性の問題)―これらの問題設定について、特に日英語の文法比較を足がかりに研究を進めています。べる環境がそろっています。 私は高校の教員を目指しましたが、継続することほど難しいことはないと思います。時には諦めそうになることもあるでしょう。しかし、続けてさえれば、いろいろな発見もあり、目標も必ず達成できると思います。くじけそうになったとき、自分がやっていることは必ず意味があると信じて、ともに努力を続けていきましょう。本田 直久さん2017年度卒業東京都公立高等学校教諭卒業生からのメッセージPractice makes perfect!「継続は力なり」自他間の異文化性と向き合う力の育成ことば・音声・教育を学際的に考える人間にとって「言語」とは何か

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