文学部(改)2020
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55歴史と未来の博物館(松前記念館・湘南キャンパス)教職課程学芸員課程司書課程(司書・司書教諭)社会教育主事課程 東海大学では、教育学だけを専門に学ぶ「教育学部」を設置していませんが、専門分野と教育学の両方を修得できる総合大学のメリットを生かし、多くの学科・専攻・課程において中学校教諭一種免許状及び高等学校教諭一種免許状を取得できます。 本学では教員免許の取得のみを目標とするのではなく、所属する学科・専攻・課程で専門分野を学び、同時に教職課程で教育学を学んで教員免許の取得を目指します。教員となったあかつきには、専門分野の深い知識を背景に当該教科のスペシャリストとして、余裕を持った指導・教育を行うことが可能となります。 博物館、美術館、動物園、水族館などにおいて、資料の収集・保管、調査研究、展示の企画などを行う専門的職員を学芸員と呼びます。資格取得には、講義科目ばかりではなく、「博物館実習(学内・館園実習)」が必須となります。各地の博物館や美術館での実務体験を通して、業務内容や運営方法について学びます。 本学では湘南キャンパス内の松前記念館(東海大学歴史と未来の博物館)、清水キャンパス近隣の海洋科学博物館(水族館)、自然史博物館の3館が博物館相当施設に指定されていることから、自前の施設で実習が可能となっています。外部施設への移動も不要であるため、就職活動や卒業研究と両立しやすい環境が整備されていることも本学ならではの特長といえます。 本課程においては、図書館法に定められた図書館業務に従事する専門的職員である「司書」と、教員として学校図書館業務にあたる「司書教諭」の資格取得を目的としています。 司書の主な業務には、資料の整理ばかりではなく、学習・研究・調査を目的とした図書館利用者に、資料・情報を検索・提供・回答するレファレンスサービスも含まれます。 情報化が進んだ近年では、図書館は多様な電子メディアを活用する情報センターとしての機能も担っており、本とインターネットの両方を活用し、必要な情報を取り出す 学校教育や家庭教育以外の、社会において広く行われている教育を社会教育と呼びます。社会教育主事は、社会教育法によって自治体の教育委員会に置かれることが規定されており、社会教育を行う人々に助言を与える専門職です。社会教育主事の有資格者は生涯学習社会の構築に重要な役割を担っており、公民館や生涯学習センターな 中でも「教職課程」は、教員採用人数が全国上位となるなど、高い実績を誇っています。これは教育学を中心とする「教職課程」と、教科にかかわる専門分野を担う各学科の教育が有機的に結びついた結果であるといえます。そのほかの課程においても、充実した教育内容で社会に貢献する人材を育成しています。司書としての知識と技術が求められているのです。本課程においては図書館で働くばかりでなく、企業などにおいて調査・研究のために情報を収集したり管理したりする場合にも活用できる専門能力を身につけます。どの職員として、住民の学習活動の支援を企画・運営面から行うこともあります。 社会教育に関する歴史や理論的研究に裏付けられた授業を受け、ときには実際の社会教育の現場での実体験を重ねながら、地域におけるさまざまな世代の学びを支える専門知識と技能を習得します。文学部では、教職に必要な所定の単位を修得すれば、中学や高等学校の教員免許を取得することができます。また、そのためのサポート、そのほかの資格取得も「課程資格教育センター」がバックアップします。免許・資格取得を支える課程資格教育センター 東海大学では「課程資格教育センター」を設置して、教員免許状、学芸員任用資格、司書任用資格、社会教育主事任用資格の取得を目指す学生をサポートしています。 「教職課程」「学芸員課程」「司書課程」「社会教育主事課程」の4課程を設けており、それぞれ所定の科目を修得した上で、卒業時に免許・資格を取得することができます。免許・資格取得について

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