マナビゲーション2022
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P32へGO!山形県 酒田西高等学校出身 現在研究室で、チョコレートに含まれる成分テオブロミンが認知症を予防する効果を研究しています。高齢化が進んでいる日本では、食品で病気予防や治療を行うことは医療や介護に従事する方々の負担軽減につながります。そのことにやりがいも感じています。 私は元々高校時代から実験が好きで、研究職に興味がありました。とは言え、具体的なテーマは明確ではなかったので、食品、化粧品、医薬品の3分野から幅広い知識を学び、興味ある分野を選べる薬科学科に魅力を感じて入学しました。研究室に所属すると実験できる幅も広く深くなり、研究することの楽しさを感じることができます。また、大学院生、学部生も一緒に所属しているので先輩との交流も多く、先輩からたくさんのことを学ぶことができます。 今後は、病気の予防や治療に役立つチョコレート以外の食品をみつけて勉強したいです。薬ではなく食品で健康を維持することにとても惹かれていますし、研究室で得た知識、スキルを活かして食品メーカーで食品の研究・開発に携わりたいと考えています。大学の講義の多くは、高校の授業で学ぶ生物、化学、物理が土台になっているので、理科に力を入れて勉強しておくと、大学入学後、講義への理解が深まりやすくなります。受験勉強は大変だと思いますが、入学後には楽しい毎日が待っています。頑張ってください。片倉 賢紀 准教授から▶▶▶▶▶▶▶薬学部 薬科学科薬学・医学・栄養学を融合し、分野をまたいだ研究をしています。普段食べる栄養素が、体の機能維持や病気の予防・治療に役立つ仕組みの解明をめざしています。高校生の皆さんが勉強しているそれぞれの科目は関連があることを、常に意識して学んでください。細部に注意しながら、広く大きな視野を持つことができれば、世の中の見え方も変わります。齋藤さんのように研究・開発に興味がある人は「研究者になりたい。」を9一言大学院 薬学研究科 薬科学専攻 2年齋藤 彩果さんチェックしよう!食品で病気予防や治療を薬ではなく食品であることが魅力受験生へメッセージ

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