マナビゲーション2022
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世界の経済情勢に精通した世界で活躍するビジネスマンになりたい。世界中で経済は刻々と動いている。安倍政権になって円安が進んだことを知っている人も少なくないだろう。為替をはじめ、原油や金・プラチナなどの貴金属、アルミなどの非鉄金属、小麦、大豆などの穀物といった世界の中で取引される商品、さらには株価も日々変化している。これらは、経済指標、外交、戦争、自然災害などのさまざまな要因が複雑に絡み合って動いている。 2008年9月、アメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻によるリーマンショックで、世界中の株価が大幅に下がった。この影響で日本国内でも景気が悪くなり多数の会社が倒産した。このように現代は世界の遠く離れた場所で起きた事件が私たちの生活を直撃するような時代だが、その一方で、さまざまなビジネスチャンスも広がっているともいえる。 2018年12月のTPP(環太平洋パートナーシップ協定)発効に至るまで様々な議論の紛糾が起こったことは記憶に新しい。日本市場においては農畜産物の輸入攻勢が強まっており注目すべき情勢は続いていくことだろう。国際経済や貿易に関する仕事は、とにかく幅広い。特に輸出入においてはかなり多くの会社が海外と取引をしている。アパレル業界では、デザインは日本で行い、生産は中国などの東南アジアで行うのが当たり前になっているし、工業製品のパーツ製造や食品はたくさんの種類が海外から輸入されている。逆に輸出品では、自動車、鉄鋼、半導体などが主流だ。 このような輸出入を中心とした専門的な仕事をしたいのなら、まず考えられるのが「商社」。国際経済や金融に興味があるなら、銀行や証券会社、投資顧問会社(投資家に助言して対価を得たり、資金を代わりに運用する会社)に目を向けてみよう。世界の政治や経済などのさまざまなニュースから変化をつかみ、市場がどのような動きをするのか予想していく。経験を積むことで、株式、債券、通貨などへの投資を任されることもあるだろう。国際経済や貿易について広く学ぶなら、経済学部や経営学部、商学部などがおすすめだ。国際経済学部など「国際」と名のついた学部や学科であればより深く学ぶことができるだろう。法学部や社会学部などにも、国際ビジネスに直結した学科を設置していることがある。「国際経済」や「貿易」などをキーワードに、シラバスやホームページを探してみよう。卒業生の就職先をチェックしておくことも重要だ。経済学部 経済学科 アジア・国際経済コースエキスパートになりたい。どんな世界?どんな仕事?どこで学ぶ?城西大学で学ぶなら ▶▶▶アベノミクスによる為替や株価の変動、円安や円高の影響などからもわかるように一国の経済は世界に通じている。国際経済の第一線で活躍するビジネスマンになりたいなら、大学で経済学の専門知識や語学力とともに、諸外国の文化などもしっかり学んでおきたい。03国際経済に関する幅広い教養と高い専門性を身につけます。 めざましい発展を遂げるアジア地域の現状をはじめ、急速に変化する国際経済の今後のあり方などを学ぶことができるアジア・国際経済コース。国際経済論、国際金融論、アジア経済論などの科目を中心に、グローバル化が進む現代社会で活躍するために、世界の経済の仕組みや社会に関する幅広い教養と高い専門能力を身につけます。将来の仕事に役立つ実践的な語学力の修得をめざせる科目も用意しています。経済学部の交換留学制度を利用した海外留学や、大学で用意している語学研修など語学向上のためのプログラムも充実しています。16

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