マナビゲーション2022
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スポーツを通じて健康社会の担い手になる!スポーツが好き。スポーツが好き、という人の中には、自分でスポーツをすることが好きな人、観戦するのが好きな人、その両方が好きな人がいるだろう。健康志向の高まりやスター選手たちの活躍により、スポーツをする人も観戦する人も着実に増えている。2020年に東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定し、ますますスポーツ熱が高まることが予想される。さまざまな調査機関が、東京オリンピック開催に伴う経済波及効果を試算しているがその額は約30兆円規模にのぼると言われている。 国としても、文部科学省に生涯スポーツ課を設置して、スポーツの振興に力を入れている。適度な運動は成人の生活習慣病予防にもつながり、医療費負担の軽減にもなるからだ。 このような流れを受け、スポーツの指導者や地域のスポーツ施設の運営・管理者など、スポーツに関わる知識や能力を持った人材が必要とされる場面は増えている。また、「スポーツ用品産業」「スポーツサービス・情報産業」「スポーツ施設産業」など、スポーツにまつわる産業の成長も期待される。スポーツが好きでスポーツに関する仕事がしたいという人には願ってもないことだと言えるだろう。競技者や体育教師をめざすのなら、体育系の大学や教育系の大学で学ぶのが王道。健康社会の担い手として幅広くスポーツを学びたいなら、スポーツ科学、人間科学、健康マネジメントなどが学びのキーワードになるだろう。学ぶ内容は、生理学、心理学、栄養学、医学など幅広い。また、各種競技の指導演習、応急処置、テーピングなどの実習も不可欠だ。 スポーツをビジネスととらえ、経済学部や経営学部の中に、スポーツに関するコースを設けている大学もある。その場合、経営学、マーケティング、ブランド戦略、メディア戦略など、スポーツビジネスに関わるすべてが学ぶ内容に加わってくる。 スポーツ関連の資格としては、スポーツリーダー、スポーツプログラマー、ジュニアスポーツ指導員、健康運動指導士、健康運動実践指導者などがある。スポーツ施設などで指導者として働く道や、病院、老人福祉施設、介護保険施設や介護予防事業等で、運動プログラムを作成し、実際の指導や運営を行う道がある。ウェアやシューズ、マシン、食品などを扱う企業も選択肢になる。インストラクターやパーソナルトレーナー、スポーツライターなど、フリーランスで活躍する人も多い。経営学部 マネジメント総合学科 健康スポーツマネジメントコース健康、運動、栄養のプロを育成。 ヘルスケア(健康管理)、アスレチックス(運動競技)、スポーツ、栄養の各分野におけるスペシャリスト、プロを育成します。競技スポーツやその技術だけでなく、健康、医療、栄養、発育などの自然科学分野や、生涯スポーツ、スポーツ市場、メディア、組織マネジメント、心理学などの社会科学分野を学び、幅広い知識と人格を備えた職業人を育てています。現代政策学部 社会経済システム学科 医療福祉政策専攻スポーツと社会の関係を探ります。 人々が健康で豊かな一生をおくるために必要な医療・健康・福祉分野の課題にアプローチ。健康と運動の関係性や、健康と医療の経済学、今後拡大が予測されるヘルスケア産業を中心とした社会構造論など、これからの社会を見据えた学びが充実しています。所定の科目を履修すると、「スポーツ指導基礎資格」や「健康運動実践指導者受験資格」を取得できます。どんな世界?何を学ぶ?進路は?城西大学で学ぶなら ▶▶▶城西大学で学ぶなら ▶▶▶生涯健康に過ごしたいとはだれしもが思うこと。そのためには子どもから大人まで、日々適度なスポーツに親しむことが有効だ。高齢者の健康維持や子どもの体力促進、生活習慣病の予防などのために、適切な指導ができるスポーツの専門家が求められている。2310

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