マナビゲーション2022
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国際協力で能力を活かしたい。国際協力・NGO/NPOに興味がある。国際協力とは、政府間、他国間、あるいは民間で行われる、国境を超えた援助・協力活動のこと。キミたちがよく耳にする、ユニセフ(国際連合児童基金)、赤十字、国境なき医師団、青年海外協力隊なども、国際協力に関する組織だ。 世界196カ国中150カ国以上が開発途上国と呼ばれ、飢えや貧困、病気、教育が受けられないなどの課題を抱えている。また私たちは、環境破壊やエネルギー問題、人口爆発、紛争問題など、地球規模の問題に直面している。これらの解決に取り組むのが国際協力関連団体の仕事だ。国際協力とひとくちに言っても、貧困地域に赴いて直接子ども達を助ける仕事もあれば、国内にいて、人や資材を調達したり、貧困国の自立のための政策立案をしたりと実に幅広い仕事がある。 自分は、政策立案に関わりたいのか、途上国で技術や専門を活かして働きたいのか、調査研究がしたいのか、総務や会計などの事務がしたいのか。自分の問題意識ややりたいことを、一度整理してみよう。それによって活躍する場も、必要なスキルも変わってくる。国際機関に就職するには、修士号以上の学歴や社会人経験、語学力が必須。国際協力関連機関は、求められる人物像や募集要項をwebサイトで公開しているのでチェックしておこう。政府機関・地方自治体は社会人経験が求められる場合が多いが、学生時代からのインターンやボランティア、留学経験等を経て新卒で採用される人もいる。開発コンサルタント会社は、インフラ整備、都市計画に関する仕事に携わることが多く、土木、建築、工学など理系の学生が有利だが、最近では社会学系の人材も求められている。国際協力とひとくちに言っても、活動分野は幅広い。高い専門性が求められるので、学部選びの前に、自分はどの分野で国際協力がしたいのかを見極めよう。農業支援であれば農学部、工業支援であれば工学部といった具合だ。 マネジメント系の仕事に就きたいのかスペシャリスト系の仕事に就きたいかでも進む学部は変わってくる。 即戦力を求められることが多いので、在学中に、海外ボランティアなどを経験しておくことも強みになる。また、国際共通語である英語はしっかりと身につけておきたい。経営学部 マネジメント総合学科 行政・教育マネジメントコース「公」「私」の視点から行政を学びます。 21世紀の社会システムづくりを担う、人材育成のためのコースです。「公」の視点と「私」の視点から総合的に行政を学べるのが特徴です。パブリック、NPO、ウェルフェア、エデュケーションをテーマにした領域を中心に学び、各分野のプロフェッショナルを養成。国内・海外のインターンシップで、自治体やNPOで地域貢献・国際貢献に携わることもできます。現代政策学部 社会経済システム学科 地域イノベーション専攻NPO関係者を招いての講義も。 地域から新しいモノ・サービスを生み出す課題に取り組むコースで、現代社会で今起こっている問題を題材に、経済、法律、行政など幅広く学び、問題解決力を培います。「NPO論」では市民後見人、病児保育、盲導犬など各分野のNPOの人を招き、具体的な活動を紹介。またインターンシップは1年次から何回でも参加でき、支援の現場を体験できます。どんな世界?どんな仕事?なるには?どう学ぶ?城西大学で学ぶなら ▶▶▶城西大学で学ぶなら ▶▶▶貧困や環境問題など、国境を越えて解決しなければならない問題に取り組むのが国際協力の仕事。紛争や自然災害の被災地に物資を送ったり、寄付をすることも小さな国際協力だが、もっと積極的に国際協力に関わるにはどんな方法があるのだろうか。2512

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