マナビゲーション2022
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社長になってはばたきたい。起業家になりたい。君たちのなかに「自分の会社をつくって社長になりたい」と憧れる人はいるだろうか。実は、会社を作るのは非常に簡単なのだ。現在は、資本金1円からできる(登記といって登録にかかる費用は別途必要)ので、高校に通いながら起業することも可能なのだ(未成年者の起業は保護者の同意などが必要)。だが、いうまでもなく、安定した利益を出し続けるのは非常に大変だ。たとえ起業しても10年後には30%の会社が、20年後には約半数の会社が撤退を強いられているというデータもある。厳しい世界ではあるが、自分のやりたいことでお金を稼ぎ、仕事の成果をダイレクトに感じられる会社経営に大きな魅力を感じてほしい。一番必要なのは決断力だろう。自分で会社をつくった場合、多くの最終決定権は自分になる。時には会社の命運をかけて大きな決断をしなければならないこともあるだろう。自分を信じて、YESかNOをしっかり言える人でないと務まらない。 また、発想力や行動力も不可欠といえる。さらに、多様な情報をうまく活用し、会社経営に役立てられる柔軟性も必要だ。今は会社を取り囲む環境の変化が激しい時代なので、古い考えや成功例などに固執しすぎると、自分の会社だけが時代遅れになってしまうことも考えられる。キミが将来会社を立ち上げて、社員を雇うのであれば、ある程度の懐の深さも欲しい。たとえ赤字決算や大きなトラブルが起きた場合でも動揺せずに行動できれば、社員からの強い信頼を得られるだろう。どのような会社を作るかを決めて、資金を調達して起業するというのが大まかな流れだ。しかし、製造業でもサービス業でも、「自分たちにしか作れない」とか、「スピードが早い」とか、「値段が安い」など、何かほかにない強みがないと成功するのは難しいだろう。そのためには大学などで専門的な分野を学んだり、大学卒業後は目標にする会社に入って、実践的な知識や技術を身につけるのもいいだろう。起業するためにはある程度まとまった資金も必要。まずは就職してお金を貯めてから起業するのは回り道ではない。自分で作りたい会社が決まっている場合は、関係する学部で学ぶのが近道だ。逆に漠然としている人には、経営学部をおすすめする。企業経営に必要な法律や会計などのほか、事業計画の作り方、経営戦略の立て方など、実践的な学びに取り組めるからだ。経営学部 マネジメント総合学科 企業・会計マネジメントコースどんな世界?適性は?なるには?どこで学ぶ?城西大学で学ぶなら ▶▶▶会社を作るのは簡単だが、安定した経営を続けるのは、なかなか難しい。良い商品やサービスを提供できても、ライバル会社との競争や、景気などの外部要因に苦しめられて倒産する会社も多い。大変だが、やりがいはある。君も挑戦してみないか?起業家精神を持ったプロフェッショナルを養成します。 21世紀の現代経済社会をリードする企業には、新しい価値を創造していく人材が不可欠。企業・会計マネジメントコースでは、会計、財務、マーケティング、経営企画、起業・自営、人事、グローバル経営など幅広い側面から企業経営を学び、グローバルにもローカルにも活躍できる起業家精神(アントレプレナーシップ)を持ったプロフェッショナルの育成をめざします。また企業や会計事務所などでのインターンシップや、新たなプロジェクトを企画・実践する「プロジェクト研究プログラム」など、将来につながる学びを通して、実社会で通用するマネジメント力を身につけます。3522

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