愛知大学のキャリア形成支援と就職実績2
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5 “これからは中国語のスキルを持った人材が求められる”̶中国市場が世界を席巻する今、中国語を自分の強みにしたいと思い、現代中国学部に入学しました。2年次の学生全員が参加する現地プログラムでは、中国・天津市の南開大学で4カ月間の留学を体験。留学当初は買い物で店員と話す勇気もありませんでしたが、語学パートナーの中国人学生との交流を通して会話に慣れていきました。数ヶ月後には街の雑貨店で値切り交渉もこなせるようになり、知らない人に中国語で話しかける度胸もつきました。 現地プログラムで積極性が身につくと、“新しいことに挑戦したい”という気持ちが膨らみました。そこで目にとまったのが、Learning+の販売促進企画コンテスト「アサヒビールファン獲得プロジェクト(≫2ページ)」です。友人とチームを作って参加するのではなく、あえて個人で応募しました。知らない人とゼロから関係を築き、一つのことを成し遂げる体験をしたいと考えたからです。メンバーは全員初対面で学部も異なり、今まで話したことのないようなタイプの人もいました。少しずつ仲よくなったものの、当初は互いに遠慮し合って本音も言えず、“このままで大丈夫だろうか”と不安になることもありました。 メンバーの議論が深まる前に中間発表の日を迎え、企画案を発表。審査員の評価は非常に厳しいものでした。しかし、この苦い経験をきっかけにメンバーの意識が変化しました。“分析に力を入れよう”と、まずは20代の女性100人を対象にビールに関する意識調査を実施。その結果、“健康に悪い”といったネガティブな印象が持たれていることがわかりました。さらにビールの成分を調べると、原料の麦とホップにむくみ防止や肩こり軽減の成分が含まれていることが判明しました。そこで、美容と健康面からビールの魅力を発信する企画を提案。最終審査では高い評価を受け、最優秀賞を獲得しました。 3年次のゼミでは、フィリピンでのフィールドワークに参加しました。ストリートチルドレンの多さと都市部の渋滞問題を目の当たりにして、国の発展には医療の充実やインフラの整備が必要だと実感しました。また訪問した現地企業では、英語で発表を行いました。かつては知らない人と話すことも苦手だった自分が、自発的に人前で発表する積極性と発信力を身につけたことに、大きな成長を感じました。卒業後は中国語・英語のスキルと大学での経験を活かし、社会に貢献する人材をめざします。現地プログラム(中国)で、積極性を身につける。初対面のメンバーと、Learning+に挑戦!中間発表の厳しい評価から、チームがひとつになった。4年間の挑戦で大きく成長、将来は社会に貢献する人材に。挑戦から挑戦から見えてきた見えてきた未来の自分未来の自分

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