2021 福山大学要覧
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生命工学部海洋生物科学科未来に触れる海洋生物科学科のゼミ活動金子研究室野外で生物を採集したり調査したい人は是非来てください101大好きな海で学ぶ楽しさを実感魚介類の生態調査をとおして水産分野で活躍する力を養う水産資源生態学研究室です。研究室の名前のとおり、私たちの食卓に上がる魚や貝などの魚介類が減らないように管理していくために、その生態について基礎的な知見を収集しています。具体的には、因島キャンパス周辺の海で魚などを採集して、その成長や食性などの生態について研究しています。海に出て網や釣りなどで魚を採集したり、船に乗って水質を観測したり、とにかく野外での調査が多いのが特徴です。このような研究内容なので、活発な男子学生が多く、終始にぎやかな雰囲気です。野外で生物を採集したり調査をすることが好きな人は、是非この研究室に来てみてください。自然に触れ、疑問を持つことが研究の第一歩です。よく目にする魚でもどのような生活をしているのかわからないことがたくさんあります。私たちと一緒に海に出て魚の生活を調べてみませんか。学生の研究テーマ例■ 藻場を利用する魚類の生態の解明■ 藻場に生息する小型甲殻類の種組成の調査■ 流れ藻に付随する幼稚魚の食性の解明金子 健司 教授魚類等の水産資源の継続的利用には、その生態を知ることが重要です。本研究室では野外調査を中心に、種同定やデータ解析などの生態調査を実践的に学び、水産分野等で活躍する力を養います。研究室では稚魚の餌として重要なヨコエビ類を材料に、それらが何を食べているかを調べています。大好きな海で自然を感じながら行う生物調査はとても楽しく、発見も多いのでやりがいを感じます。希望する水産職の公務員試験に合格することができ、卒業後は瀬戸内海の水産業の発展に貢献していきたいです。海洋生物科学科の教員紹介はこちら海洋生物科学科 4年丸山 俊輔 さん香川県立志度高等学校 出身

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