2021 福山大学要覧
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薬学部薬学科未来に触れる薬学科のゼミ活動佐藤研究室共に臨床と研究で活躍できる薬剤師をめざしましょう学生の研究テーマ例■ 臨床適用をめざしたLC-MS/MS法による薬物の高感度微量測定法の開発■ 薬物による消化器機能異常の発現メカニズムと治療法の開発■ 腎代替療法及びECMO実施時の生理活性物質及び薬物の体内動態解析107専門知識と技術を修得してクスリのスペシャリストになる生体における薬物動態と生理活性物質を解析して医薬品の効果と副作用の指標を見つけ出す私たち臨床研究を専門とする研究室では、医療に直結する研究を行っています。本研究室ではがんや感染症、認知症等の治療において、患者及び動物における薬物血中濃度や生理活性物質の体内挙動をもとに、現場で活用できる「薬の適正使用」をめざした研究を行っています。研究の最終目標は、臨床で薬を使用する際の効果や副作用を反映する「指標」を見つけ出すことです。配属学生は、各自がそれぞれのテーマとする予防法や治療法開発のための研究を行っています。実験がうまくいかない時は、悩み、考え、実践し継続する力が必要であり、それらを得るには教員による指導や同僚との協力は不可欠です。本研究室では教員と学生とのコミュニケーションを重視した環境作りを心掛けています。また、教員は教育熱心です。これが薬剤師国家試験の高い合格率にも表れています。大学生活を楽しみながら、臨床と研究で活躍できる薬剤師をともにめざしませんか。佐藤 雄己 教授抗がん剤や抗認知症薬は、吐き気や食欲不振などの人が最も不快に感じる副作用を高発現します。予防法や治療法を見つけ出すために、薬物動態と関連遺伝子及び生理活性物質に着目してこれら発現を予測する指標を明らかにします。私たちは、薬剤師免許取得のために日々の勉強と薬学研究の両立に励んでいます。切磋琢磨できる友達、尊敬できる先輩や先生方とともに大学生活を楽しめば長いと思っていた6年間もあっという間です。“薬学”に興味のある皆さん、私たちと一緒にクスリのスペシャリストをめざしましょう。薬学科の教員紹介はこちら薬学科 4年道原 あやな さん広島県立三原高等学校 出身

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