2021 福山大学要覧
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043初修外国語アジア言語(中国語、韓国語)やヨーロッパ言語(ドイツ語やフランス語)を学ぶことは、アジア近隣の理解を深めたり、ヨーロッパの経済や文学、哲学等の文化を言語をとおして学ぶことにつながります。それは、多様な視野を持ち、異文化を理解していくことに役立ちます。グローバル社会を生きるには、異なった言葉や文化を知り、異なった価値観を理解し、同意したり批判したりし、自分の文化や考え方を発信することが必要になります。日本語日本語母語話者は日本語で育ち、日本語で思考を組み立てています。英語などの外国語を学修すると、もう一つの世界を獲得することになります。グローバル社会において、日本語以外の言語を用いてコミュニケーションを図る時、それらの世界は重なりあっていくのですが、そこで重要な基盤となるのは、やはり日本語の力です。そういう意味で、日本語母語話者にとって、日本語は一番大切な言語なのです。情報リテラシー情報化が進んだ今日のグローバル社会では、私たちはインターネットでつながり、情報を通わせながらコミュニケーションを図ることが多くなっています。そこでは特に言語に加えてもう一つ、ITのスキルも必要不可欠となります。情報化社会をより良く生きるためには、人間性豊かな情報リテラシーを備え、幅広い見識と判断力を持つことが大切になるのです。共通基礎教育英語■何故英語を勉強するのか(WHY)国際化、高度情報化の中で、英語は世界の人々をつなぐ共通言語としての役割をますます強めています。多文化共生が求められるグローバル社会において、英語はコミュニケーションのツールとしてだけではなく、人間形成の手段としても、その重要度を増しています。■英語の何を勉強するのか(WHAT)共通基礎教育の英語を基盤として、感じ方や捉え方を広げ、専門教育につながっていくようにデザインしています。各人の専門力を補完し、国際的に豊かな対応力を身につけた人間を育成します。■英語をどのように勉強するのか(HOW)上記の目標を達成するために、以下のコンセプトに基づいて講義を実施します。・能動的な学修者参加型の講義・英語母語話者によるオーセンティックな英語・ICTの効果的な使用・eラーニング・批判的思考とプレゼンテーション能力の重視・TOEIC®などの資格支援対策

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