2021 福山大学要覧
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123内海生物資源研究所 水族館実習船(爽風丸、第二爽風丸)瀬戸内海に生息する魚介類を中心に海洋生物の生態や有用資源の管理、増養殖、展示について解明・検討し、海洋生物を「育てる」・「守る」・「探る」・「利用する」をモットーに、現在4つの研究室が水産物の恵みを未来に残し、活かす研究に取り組んでいます。150トンの水量の大水槽を中心に、付近の海岸に生息する生き物たちと触れ合うことができるタッチングプールや大学での研究活動を紹介する研究展示水槽など、大小約20の水槽で水生生物を紹介し、海洋生物科学科の学生が案内役も担当しています。海洋調査や実習設備としても用いられる実習船です。爽風丸は全長6.2m×幅1.9m、容積0.7トン、50馬力のエンジンを積んでおり、定期的にプランクトンネットを用いて魚の卵や仔魚の採集をするなど沖合での調査活動に活用しています。005国や県と連携した養殖に加え遺伝的・環境的な特性を探る。学生が来館者へのガイド役。水生生物を育て、展示にも工夫。沖合での生態調査は実習船で。魚の卵や仔魚の採取などを行う。

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