2021 福山大学要覧
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工学部スマートシステム学科未来に触れるスマートシステム学科のゼミ活動伍賀研究室人工知能・AI革命のさらに次の世界を創造しよう!075仮想空間と現実空間の調和を大切に自分のアイデアが実現する楽しさ!工学的思考を手に入れよう!身体性ロボティクス研究室:知能と身体の協調に関連する「身体性」に着目し、新しい知能システムや昆虫のように集団で力をあわせて目的を達成する「群ロボット」の実現をめざしています。自律・適応ロボットを製作し社会へ適用するため、新たなセンサーデバイスの開発や高速製造手法の導入、計算機シミュレーションの応用など工学の幅広い分野に挑戦します。Society5.0 が提唱され、経済発展と社会的課題の解決を両立させる成長戦略としてロボットの実用化が重要視され、日常空間におけるロボットの活用が注目されています。AIによる高度な情報処理技術活用の次に、仮想世界と現実世界を効果的に接続することが求められます。ロボットの高性能センサによるデータ化や解析データを利用したデジタルファブリケーションによるデバイス製作のサイクルを活性化し、技術の社会実装をめざします。学生の研究テーマ例■ 実機ロボティックスワームの協調行動獲得に関する研究■ 生態学的視覚を志向した全方位視覚デバイスの開発■ 透明柔軟樹脂を用いた触覚・力覚センサのアプリケーション適用伍賀 正典 准教授知能をもった自律・適応ロボットは、新しい社会のキーテクノロジーの一つとして有望と考えられています。そのためには、機械・電気電子・コンピュータの幅広い知識だけでなく、ものづくりの技術と情熱が必要です。自分の考えたものが実現し、新しいものを創りだす喜びは知識や技術の修得のための強いきっかけになります。突然オンライン講義が始まり、超スマート社会がいきなり到来した感じです。スピーディに情報をキャッチできて便利な反面、「共に学びを深める」がなくなり孤独感を感じることもありました。対面講義が始まり、講義に出席することの喜びやコミュニケーションの大切さを身に沁みて感じる日々です。仮想空間と現実空間の調和を大切にするスマートシステムを生み出していきたいと思います。スマートシステム学科の教員紹介はこちらスマートシステム学科 3年京樂 方志 さん広島県・尾道高等学校 出身

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