2021 福山大学要覧
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工学部建築学科未来に触れる建築学科のゼミ活動酒井研究室建築は豊かな生活の場所を作ることが使命です079創造の楽しさを作り出すパソコンを活用したデータの分析で隠れた実態を明らかにする私たちが生活する社会は少子高齢化時代を迎えており、急速にインターネットが普及した高度情報化社会へと大きく変化してきました。私の研究室は、豊かな暮らしのサポートをする公共サービスを提供している図書館やコミュニティ施設などの地域施設を対象にして、利用状況の視点から社会変化と多様化するニーズに対応した建物の設計に必要な条件を研究しています。建築の大切な使命は、豊かで安全かつ快適に暮らせる場所を作ることにあります。そのような場所を作るためには、美しくて暮らしやすく、地震などの災害から身を守れ、寒暑を防いで快適に暮らせる建物づくりが必要です。そのため、建築学科にはデザイン・構造・環境の3つの分野があり、知識と技術を深めていきます。豊かな生活の場所をつくるために、皆さんの個性と興味に応じた分野で一緒に学びませんか。学生の研究テーマ例■ 滞在型利用を運営方針とする図書館の平面構成の研究■ 図書館の利用に滞在型スペースが及ぼす影響の研究■ 伝統的共有空間の保全と継承に関する研究酒井 要 助教利用者が使いやすい建物を設計するために必要なニーズや動向を明らかにするため、アンケートなどの調査で得られた大量のデータを処理・分析するためにパソコンを活用して研究を進めています。先生に相談しやすく自分のやりたいことを応援してくれるという環境があるため、建築の基礎を学ぶだけでなく、自分に合った学びを作り出すことができています。その中でこの度建築コンペで受賞でき、「楽しい」ものづくりを成果にすることができました。日々の何気ない一瞬を見逃さず、楽しい社会を建築から作りたいと思います。建築学科の教員紹介はこちら建築学科 2年岡本 直大 さん広島市立安佐北高等学校 出身(現:広島市立広島中等教育学校)

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