2021 福山大学要覧
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工学部情報工学科未来に触れる情報工学科のゼミ活動中道研究室「誰のためのデザイン?」についてしっかりと考えよう!083セキュリティを学んでいますオープンスペースで共創〜新しいモノ・価値を生み出す環境〜今「デザイン」という言葉は芸術分野のモノに対してだけではなく、ビジネスなどのコトに対しても活用されています。中道研究室では、新しい価値と機会の創出をめざして、人と人とのコミュニケーションや人とコンピュータのインタラクション(やりとり)をセンサーやネットワークを利用して支援するシステムのデザインを行っています。例えば、先生が黒板を指差して「これ、重要」と説明したとき、指差した先にカーソルが表示されていればどこを指差しているかわかります。まずビジョンを描きます。次にそのためのアイデアを形にして、機能を試すためのプロトタイプを作ります。より良いものを作るために、ゼミではお互いがユーザーとなって研究を体験するテストが頻繁に行われています。福山大学では様々な背景や物の見方を持つ人たちと協働することによって、その問題に対する解決策の提案と実践する場があります。様々なデザインが生まれる中で、「誰のため?」を忘れないようにしたいですね。学生の研究テーマ例■ 非接触操作:指先で伝えるポインティングシステム■ リモート面接をおこなう面接官の視線を分析■ 避難誘導を支援するアプリを開発してVR環境で避難訓練中道 上 教授情報分野は進化が早く、新しさが求められる分野です。ゼミではオープンスペースの研究エリアで、学生同士が自由に交流・ディスカッションをしながら新しいモノ・価値を創出しています。私は高校で情報を学び、情報分野をより深く学びたいと思い、情報工学科に進学しました。現在はセキュリティに興味があり、通信のパケット解析や暗号に関する数学の勉強をしています。また、学外の活動ではセキュリティに興味のある学生が集まる勉強会『セキュリティキャンプ』や遠隔のセキュリティ講演会に参加しています。情報工学科の教員紹介はこちら情報工学科 3年新田 耕大 さん広島県立尾道商業高等学校 出身

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