2021 福山大学要覧
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工学部機械システム工学科未来に触れる機械システム工学科のゼミ活動加藤研究室研究を通じものづくりの喜びを感じることができます087のびのびと研究できます豊富な実験装置を駆使して新材料の開発に取り組めます表面設計を専門とする研究室です。新たな物理的機能を持った表面や界面を製作・評価しています。高真空・高周波のプラズマを利用して硬質薄膜をコーティングし、これまでにない機械的特性の薄膜の開発を行っています。また、プラズマやレーザで界面形状を制御して機能性を持たせる研究も行っています。これらの研究を通じ、より高性能な製品開発をめざしています。表面、界面制御により新たな機能を有する膜や界面の開発・評価を研究しています。新材料開発は困難ですので、失敗がつきものです。目標達成のため、様々な装置を使用します。装置がなければ自作します。苦労して準備しても成功するとは限りません。失敗をとおして自らの未熟さや研究の奥深さを学ぶことができます。成功すると達成感や充実感を得ることができますし、自らの進歩も感じることができます。学生の研究テーマ例■ プラズマ放電により形成したナノワイヤによる超撥水表面の開発■ レーザ界面制御による溶射皮膜のはく離強度改善■ 界面ナノ凹凸制御による超呈摩擦係数薄膜の開発加藤 昌彦 教授研究室には新材料開発のための装置が数多くあります。これらを駆使して研究を行います。ゼミは毎週1回で、全員でのミーティング以外は自由です。自主性を重んじ、自らが計画を立てて行います。取り組んでいる研究テーマは「新しい溶射皮膜はく離強度評価法の開発」です。新しい評価装置をコンピュータを用いて解析、設計しています。図面作成ではこれまで学んできた知識を活かせますし、研究をとおして新しいことへチャレンジすることの大切さを学びました。将来は、設計をとおして社会に貢献できるような職に就きたいです。機械システム工学科の教員紹介はこちら機械システム工学科 4年藤田 翔 さん広島県立沼南高等学校 出身

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