総合案内 2022
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101ゴルフ練習場でボールを回収するロボット。現在、ロボット開発はコミュニケーションロボットや生活支援ロボットなど、「次世代ロボット」の開発・実用化の時代を迎えています。そこでは高齢者の見守りをしたり、障がい者の移動をサポートするなど、人にやさしく、使いやすいロボットが求められています。そこで本学科ではロボット工学に必要な機械工学、電気電子工学、情報工学の基礎を身につけながら、人間工学など人の特性を幅広く学ぶカリキュラムを展開。ユニットプログラムなどを通じて早い段階からロボット作りに取り組み、一連のロボット開発工程を経験し、各種コンテストにも積極的に参加しています。また、普段の授業から少人数教育のメリットを活かして、学生に「ものづくり」の喜びとやりがいを伝えているのも本学科の特徴です。ロボット分野に留まらず、全ての産業で求められるメカトロニクス技術者の育成をめざします。高齢者の運動機能が評価可能な装置「健幸aiちゃん」この装置は、脚筋力、歩行能力、認知機能が評価できます。先進的なものづくりの技術をソフトウェア開発に活かしたいです。 自動車を運転しているドライバは、どのような場面で精神負荷を感じるのか。卒業研究では、瞳孔径や心拍変動などの生理データを用いてドライバの余裕容量を定量化し、車載機器の情報提示指標を導き出す研究を行っています。人間の行動は未知数なので解析は困難ですが、試行錯誤の末に数字として可視化される瞬間がこの研究の醍醐味。この先進的な技術をソフトウェア開発に活かしたいです。2年次から挑戦できる実践的なロボット製作。 「ロボット開発設計ユニット」の授業では、2年次から学生一人ひとりがロボット製作に挑戦します。私は、高齢者でも楽に買い物ができることを目的とした、荷物を入れたまま自動で人の後ろをついてくるロボットを開発中です。将来の夢は、ロボット開発で多くの人々の生活を支援すること。例えば、身近にある家電の操作を簡単にするなど、便利で安全なシステムの構築に貢献したいです。工業系教員をめざす学生をサポート 高校(工業)、中学校(技術)の教員をめざすコースを開設。「ものづくり」のための幅広い工学基礎科目やプロジェクト科目と教職課程科目とを関連づけた特色あるカリキュラムのもと、技術系教員を養成します。(株)アマダに内定ロボット・メカトロニクス学科4年東京都 品川女子学院高等部出身江藤 有彩ロボット・メカトロニクス学科3年神奈川県 向上高等学校出身柴田 龍也確かな技術力と幅広い視野で次世代ロボット開発に挑む

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