総合案内 2022
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115 近年の競技力向上や健康増進を目的としたスポーツの分野においては、さまざまな情報技術が用いられています。そこでこの授業では「スポーツ情報科学」の基礎となる情報技術とその応用について理解を深めます。 運動することによって変化するさまざまな生理学的データの計測法およびデータの処理法を学修します。また、スポーツでの戦術解析や選手評価に利用されるデータ収集や統計分析の基礎を、実例も用いながら学修します。 聴覚情報を最大限に活かした競技力向上に向けて、スポーツ競技から発生される音(バッドの打球音、衝撃音など)及び、生理計測(心拍や発汗)、身体計測データにもとづいて、新たな視点から競技力向上に貢献を図るための基礎知識を学びます。さらに、聴能力向上アプリの開発等の能力、競技場の響きに配慮した音環境デザイン、音響デザイン手法なども実践を通して広く学びます。 スポーツ情報科学に関する実践的なスキルを身につけるために、データ計測・収集・評価手法の基礎、計測データの解析と処理、競技力向上への応用について、セミナー形式による演習等を通して学修します。情報学部では社会が求める教育ニーズに応えるため、情報学部3学科の学生が自らの意欲と学力に応じて選択できる、 2つのプログラムを用意しています。取得単位やGPAで一定の基準を満たしている場合、2年次においていずれかのプログラムに所属することが可能となります。プログラムには所属した学生のみが履修できる講義やセミナー等が用意され、これらの科目に合格した学生にはプログラム修了証が授与されます。 本プログラムは、スポーツ情報科学と呼ばれる、スポーツ分野で利用されている情報技術分野というテーマのもとで行う情報学部2学科(情報工学科、情報メディア学科)横断型の教育プログラムです。2年次および3年次前期はスポーツ情報科学に関する講義科目を通して専門的な知識を身につけ、3年次後期および4年次にはセミナー科目を通してスポーツ情報科学の実践的な技術を習得します。プログラム修了者はスポーツ情報科学分野のエキスパートとして必要な素養を持つことができます。スポーツ情報科学 エキスパートプログラムの主な授業スポーツ情報科学概論スポーツ計測統計処理スポーツ音響学概論スポーツ情報科学セミナープログラムスポーツ情報科学 エキスパート

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