総合案内 2022
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何を学ぶか社会への浸透が加速するネットワーク技術どう学ぶか充実のユニットプログラムで分野ごとに実験・研究を「ネットワーク技術」「セキュリティ技術」「ア情報学部情報ネットワーク・コミュニケーション学科現在、コンピュータ同士をつなぐ情報ネットワーク技術は、通信分野はもとより医療・金融・交通・電力・教育など、あらゆる産業に不可欠なものとなっています。さらにクラウドコンピューティング時代の到来を受け、その可能性は広がる一方です。本学科では、これら情報ネットワーク分野の基盤となるネットワーク技術やネットワークプログラミングについて体系的に学修します。不足するセキュリティ人材を養成世界がネットワークでつながると同時に、重要性を増しているのがセキュリティ技術です。個人情報の漏えいはもちろん、企業情報・国家情報の漏えいなど、情報セキュリティ問題は社会に根深く広がっており、国内のセキュリティ人材は2020年に19万人超も不足するといわれています。本学科ではセキュリティ分野に3名の専任教員を配置。暗号やユーザ認証など、情報セキュリティの基礎技術に関する内容だけでなく、実社会で運用管理するためのセキュリティマネジメントや法律などについても学びます。4K、8K映像の高度伝送技術の研究拠点2018年より実用放送が始まり、ますます注目を集める「4K」および「8K」映像。本学科はこの超高精細映像の高度伝送技術の研究拠点です。どんな力が身につくか情報ネットワークに精通し、チームワークを発揮する人材ネットワーク技術(インターネット、携帯電話、セキュリティ)と情報技術(コンピュータ)の専門知識と技能を兼ね備えた、新しい時代の情報エンジニアを育成します。情報ネットワーク技術の理解に必要な数理・情報的な基礎学力を定着させ、情報ネットワーク分野の基礎知識や技術を応用・発展させて、課題を発見し、解決する力や創造的思考力を養います。多くのグループワークを通じて、プロジェクトで意見交換ができ、自分の役割を理解して行動するコミュニケーション力や協調性も伸ばしていきます。ネットワーク技術の資格取得122プリケーション技術」の3分野に渡る専門科目を幅広く用意。全ての分野の基礎をしっかりと身につけた上で、高学年次に自分が興味ある分野を深く専門的に学べるカリキュラムです。また、実践力の育成と、より自主的な学習態度を身につけることを目的に、少人数のセミナーを開講。1人の教員に対し10人前後の学生が研究や調査を長期間に渡り行い、発想力・思考力・課題解決力を高めます。1年次 1年次 実社会で通用する情報技術人材になるために、まず「基礎数学」「微分積分学」「情報とサイエンス」など、情報工学に必要な基礎力を専門基礎導入科目群で養成します。同時に、「情報ネットワーク工学」「情報ネットワークリテラシー」「情報セキュリティ概論」など、専門基礎科目で情報ネットワークの基礎を学びます。情報ネットワーク導入ユニットⅠ(前期)ユニットプログラムとは講義と実験・演習を組み合わせたもので、1~3年次にそれぞれ配置しています。1年次前期の「情報ネットワーク導入ユニットⅠ」では、C言語のプログラミングを初歩から学びます。プログラムの意味と構造を理解した上で、自分で関数などを作成し、使いこなせるようになることが目標です。また、ソフトウェア面のみならず、コンピュータ内部のハードウェア面の動きについても触れ、講義と演習を通じて、プログラミングとコンピュータに関する基礎技術を養成します。情報ネットワーク導入ユニットⅡ(後期)導入ユニットⅠに引き続き、さまざまな演算やアルゴリズムの学習、およびハードウェアとの関連性の理解を深め、プログラミングに関する基礎技術を身につけます。2年次 2年次 「ネットワーク工学」「情報セキュリティマネジメント」「Web技術」など、情報ネットワーク分野の基盤となる専門科目の学びが始まります。情報ネットワーク基礎ユニットⅠ専門科目を学ぶ上で必要となるネットワーク技術の基礎を習得することを目的とした実験型授業です。テーマごとにグループに分かれ、各担当教員の指導のもとに実験を行います。実験内容は、PCの組み立てとセットアップ・MACアドレスのスイッチング・簡易ルータ設定・IPアドレスとルーティング・通信路の暗号化・無線LANの設定の6つのハードウェア実験と、C言語によるネットワーク通信プログラム作成などのプログラミング実習です。3年次 3年次 「ネットワークプログラミング」「ネットワークセキュリティ」「ヒューマンインターフェース」「電子認証」など学科独自の科目があります。後期より研究室に入り、ゼミ演習がスタート。就活講座も始まります。情報ネットワークコースユニット(前期)「ネットワークコース」「セキュリティコース」「アプリケーションコース」の3つのコースから希望するコースを選択。「ネットワークコース」なら次世代ネットワーク・携帯・移動通信・仮想ネットワークを、「セキュリティコース」なら暗号技術・ネットワーク解析・認証技術を、「アプリケーションコース」なら3D表示・GPSを使った品質管理とアプリ開発・画像処理プログラミングをそれぞれ1項目につき3週間かけ、専門的な実験を行います。情報ネットワーク応用ユニット(後期)後期から学生は各研究室に配属され、担当教員のもと少人数で指導を受けます。4年次 4年次 マンツーマン指導による卒業研究や「情報ネットワークセミナー」があります。担当教員の指導のもと問題発見能力や課題解決能力を磨き、創造性や独創性を養います。本学科は、ネットワーク機器の開発で世界トップシェアを誇るシスコシステムズ合同会社が提供する教育プログラム(シスコネットワーキングアカデミー)の参加校です。シスコシステムズが認定するCCNA(中規模ルーテッド・スイッチドネットワークの導入・設定・運用などを行う能力を認定する資格)などの資格取得支援講座を無料で開講しています。企業の新

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