総合案内 2022
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12 先輩・後輩の間での交流が少ないのがデメリット。先輩から知識やスキルを教わる機会や、高学年で行う専門的な研究に触れる機会などがどうしても少なくなってしまう。 専門分野の枠を越えた横断的な学びが少ないため、幅広い知識を身につけるのが難しい。チームで行う共同作業においても、視点や考え方が偏ってしまう可能性がある。大学キャンパスの「学年割れ」「学部割れ」とは? 意外と知られていないキャンパスが“割れて”しまうデメリット。ここではその代表的な例をピックアップしていきます。 高校生の皆さんの中には「大学は1か所のキャンパスで、すべての学生が学んでいる」と思っている人もいるのではないでしょうか? そういった大学がある一方で、実は複数のキャンパスに学生が分散している大学が少なくありません。先輩・後輩との交流が少ない「学年割れ」他学部の学生との交流ができない「学部割れ」AキャンパスAキャンパスAキャンパスAキャンパス3年生以降はBキャンパスに通学学部によって通うキャンパスが変わってしまうBキャンパスBキャンパス分野を越えた研究連携の舞台に キャンパスが複数に分散する場合、左記の「学年割れ」「学部割れ」と呼ばれる状況が主にあります。この場合、他学部の学生や先輩・後輩とのつながりが薄い、他学部と合同で行う授業が少ない、クラブ・サークル活動が盛り上がらないなど、いくつかのデメリットが想定されます。ひとつのキャンパスですべての学生が学ぶ環境(=ワンキャンパス)こそ、より良い大学生活の実現につながるのです。 さらにワンキャンパスの大きなメリットとして挙げられるのが、学部学科の枠を超えた研究連携の実現です。神奈川工科大学でも各分野のスペシャリストである教員が日頃から最先端の研究に取り組んでいますが、学部学科の枠を超えた横断的な研究も実施されています。これらの研究成果は、もちろん学生の学びにも還元されるもの。神奈川工科大学の革新的な研究の裏側には、ワンキャンパスの環境が大きく貢献しているのです。5学部13学科がひとつのキャンパス

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