総合案内 2022
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67材の養成」です。そのため、全ての分野において必要な基盤教育を重視。入学年度の全学生に次の6科目を必修としています。いずれも知識を覚えて理解するのではなく、学生自身が「なぜ、そうなるのか?」「どんな背景があるのか?」という問いを持ち、自分なりの答えを考える内容となっています。 「実感する科学」は、学生が親しみやすいテーマから理科4分野を学ぶもの。学びを通じて学生は、暗記ではなく「考える」「意味をつかむ」ことの重要性に気づきます。 従来型カリキュラムでは授業1コマあたり90分程度で、1日のうちに次から次へと異なる授業が進行しますが、ユニットプログラムは180~360分をかけて講義、実験、ものづくりなどの関連科目を集中的に受講。同じ授業中で統合的に学ぶことで、より深い理解を実現する学習方法です。学生は講義を受けてから、手を動かしてのグループ実験を行い、結果をディスカッションなどで総括し、知識の定着を図っていきます。 「ものづくりプロジェクト」「企業連携プロジェクト」「コースプロジェクト」など、学科ごとの専門領域に合わせた多彩なプロジェクトを用意しています。企業で行われるプロジェクトにならい、「計画立案→実行→分析・評価→改善」のPDCAサイクルを繰り返す形で進行。検証とやり直しを重ねながらレベルアップをめざします。その過程で学生は応用力を身につけ、社会での実践力となる柔軟性や忍耐力、向上心を高めていきます。 「身の回りの数学」は、日常生活でよくある事象から数学をひも解き、興味を持って学べる科目です。少し視点を変えるだけで難問が解ける数学の面白さを体感し、問題解決力を伸ばすことができます。 「スタディスキル」は大学の学習システムやキャンパスライフなどを理解するための科目。高校から大学へスムーズに移行するための学習スキルを習得します。 「キャリア開発」では社会人基礎力について学び、自己分析1〜2年次体験学習講義と実験を組み合わせた授業を通して、専門基礎学力を高めます。1〜2年次ものづくりプロジェクト調査・分析・提案・設計・製作という一連の過程を通して、ものづくりに必要な基礎力を身につけます。3年次企業連携プロジェクト1年間をかけて、実社会が抱える課題にチャレンジして、社会人基礎力をしっかりと身につけます。講義から実験・ものづくりを1科目内で行う「ユニットプログラム」検証とやり直しを通してレベルアップを図る「プロジェクト教育」ホームエレクトロニクス開発学科の場合神奈川工科大学の教育と研究自ら課題を発見し、手を動かして解決を探るユニットプログラム/プロジェクト教育

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