総合案内 2022
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85フライトシミュレータによる飛行性能評価必要です。航空宇宙工学の分野は、現在、大きな飛躍と進化の時代を迎えています。グローバル化に伴い、航空輸送や航空機製造などが急速に拡大する一方、宇宙産業も民間企業による実用化の時代を迎え、科学者だけでなくエンジニアが活躍できる分野になりつつあります。本コースでは機械工学の基礎を身につけた航空・宇宙エンジニアの養成を目指しています。1年次から「フライトシミュレータ」による飛行機の操縦訓練実習を行い、パイロット目線から航空機の特性やシステムを学ぶことができます。将来、航空宇宙分野で活躍するには、 英語によるコミュニケーション力が必須です。そのため本コースは英語力を高めるカリキュラムを編成。希望者は米国の協定大学への半年留学や1か月間留学に行くことができます。半年留学では、現地で航空機操縦訓練を受講し、連邦航空局(FAA)の軽飛行機操縦ライセンスの取得※も可能です。※ライセンス取得には一定のTOEFLスコア(iBT61点以上)がシミュレーションによる燃焼解析精密な設計技術を駆使して壮大な宇宙事業に貢献したい。 スペースデブリと呼ばれる宇宙空間のゴミを回収するために、捕鯨のように目標物に向けて打ちこむ「銛(もり)」の形状を研究しています。宇宙では未知のトラブルも起こるため、リスク回避のために最大限の想像力を働かせて設計に臨んでいます。内定先は、航空宇宙分野で設計や技術支援を行う企業。設計技術の引き出しを増やしながら、宇宙機をはじめとする幅広い開発業務に挑戦していきたいです。小型人工衛星の設計をとおして“ものづくりの本質”を知った。 航空宇宙プロジェクトで「キューブサット」と呼ばれる小型人工衛星の設計に挑戦。温度変化の激しい宇宙空間を想定し、密閉状態による高熱化を防ぐ通気孔や、断熱材のスペースを設ける工夫を重ねました。このように条件や制約がある中での設計は、航空宇宙分野に限らず、どんなものづくりの世界でも重要なこと。将来は知識と技術と想像力で、社会的に意義のある設計開発に貢献したいです。(株)IHIエアロスペース・エンジニアリングに内定機械工学科4年神奈川県 横浜市立戸塚高等学校出身板垣 慶太機械工学科3年新潟県立高田北城高等学校出身髙橋 雅輝機械工学と英語力を身につけた航空・宇宙エンジニアへ

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