総合案内 2022
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何を学ぶか機械工学コース工学部機械工学科1年次では「微分積分学」、「基礎力学」、「線形代数学」などの専門基礎導入科目群の講義、演習を通して、機械工学の基礎となる数学と物理学を習得します。2年次になると、機械工学のベースとなる「材料力学」、「機械力学」、「流れ学」、「熱力学」、「機械設計法」などのコア科目を学習します。講義に演習を取り入れることによって、理論と応用をあわせて理解できるようになります。また、3年次には、「生産加工学」、「流体力学」、「応用熱力学」、「制御工学」などの講義科目をはじめ、実験、ものづくり、講義を組み合わせたユニットプログラム、プロジェクト科目などによって、工業製品の開発・設計・生産に貢献できる素養を身につけます。4年次の卒業研究では、研究室に所属し、各分野に特化した教員の指導を受けながら、専門的な研究を行います。実際のものづくりや、設計・開発の現場で直面する課題、あるいは環境やエネルギーが抱える問題に、じっくりと1年をかけて取り組みます。航空宇宙学コース1年次においては「微分積分学」、「基礎力学」、「線形代数学」などの専門基礎導入科目群の講義、演習を通して、専門科目の基礎となる数学と物理学を習得します。さらに、2年次からは「材料力学」、「機械力学」、「流れ学」、「熱力学」、「機械設計法」などといった、機械工学のベースとなるコア科目を学習します。講義に演習を取り入れることで、3年次以降に履修する科目や、国内外の最新の研究内容を理解できる力を養成します。さらに、3年次からは専門科目の「制御工学」、「航空宇宙機構造力学」、「宇宙機システム工学」、「飛行力学」、「航空機設計」などの履修によって、86航空宇宙分野の技術的課題に取り組むために必要とされる専門知識を身につけます。実験、ものづくり、講義を組み合わせたユニットプログラムやプロジェクト科目にも取り組みます。4年次には卒業研究を行います。さまざまな機械に接します。「機械の構成要素」「熱や流れの現象」「加工技術」の学習を目的とし、機械工学各分野の実験やデジタルエンジニアリング、マイクロカーの組み立て分解などを行い、機械工学の基礎を培っていきます。航空宇宙学コース航空宇宙実験プロジェクトⅠ・Ⅱ(1年次)「フライトシミュレータ」による飛行機の操縦訓練実習を通して、飛行理論に基づく操縦方法を学びます。実習を担当するのはボーイング727や767などの旅客機の機長を務め、航空会社の訓練教官の経験をもつ教授です。飛行前点検から始まり、エンジンスタート・ストップの手順、誘導路上のタキシング(地上移動)操作、そして離陸から着陸時のトラフィックパターン(場周経路)まで実習します。航空管制のシミュレーションを英語で行うなど、パイロットの目線から航空機の特性やシステムを学ぶことができます。今日では、機械工学と情報工学が融合し、全てのモノをインターネットでつなげるIoTという新しい技術が生み出されつつあります。また、機械のロボット化や次世代高速鉄道の超電導リニアモーターカーなどに関連し、新時代の機械エンジニアに期待が高まっています。機械工学の専門科目に関する信頼性の高い教育プログラムと創造力を引き出す実践型の学びによって、ものづくりに通じる理論・技術の基礎と豊かな創造性を備え、幅広い産業分野で活躍できる機械エンジニアを育てます。航空宇宙学コース航空宇宙分野では、最先端技術を駆使してさまざまな研究開発や設計製作が行われています。かつての航空産業ではスピードや大量輸送が主流でしたが、環境への配慮や燃費の削減が、これからの時代において大きな課題となっています。また、宇宙産業においては宇宙の商業利用が進み、企業や大学などの研究機関による小型衛星の打ち上げが盛んになってきました。本コースは、25人程度の少人数クラスで基盤となる機械工学を学び、英語に強い航空・宇宙エンジニアを育成します。与えられた課題をクリアするための機械をゼロから設計・製作するプログラムです。実際に機械を製作するなかで、設計の手順や考え方を学び、機械工学の専門基礎の理解を深め、エンジニアに必要な、自ら考える力を養います。海外機械工学研修Ⅰ(1か月)アメリカのサウスシアトル・カレッジ(SSC)において、自動車エンジンの分解組み立て実習、英語研修を行います。車のエンジンやトランスミッションなどを使った実習・ワークショップを通して実践的な英語力や国際感覚を養います。海外機械工学研修Ⅱ(6か月)3年次後期の半年間、アメリカのサウスシアトル・カレッジ(SSC)に留学し、語学研修や自動車エンジンの分解組み立てなどを行います。SSCとの特別協定に基づき、レギュラー(学部)コースにおいてあらかじめ設定された科目が履修可能です。航空宇宙学コース航空宇宙プロジェクト(3年次)グループ単位で学生自らがミッションを設定し、それを達成するための知識と能力を培います。「ロケットの立案から打ち上げ」、「フライトシミュレータを用いた航空機の制御」、「航空機の軽量構造プロジェクト」などのミッションを通して、自ら考え行動すること、チームワークの重要性を学びます。海外航空宇宙学研修(6か月)アメリカ・シアトルの近くにあるグリーンリバー・カレッジ(GRC)で行われます。航空宇宙への理解を深めながら、連邦航空局(FAA)の軽飛行機操縦ライセンスの取得も可能です。英語圏での生活に身を置くことで実践的な英語を学ぶこともねらいとしています。どう学ぶか「プロジェクト」「ユニット」などの体験型科目を開講。実際に目で見て体験することで理解を深めることを重視しています。機械工学コース機械工学プロジェクトⅠ・Ⅱ(1年次)どんな力が身につくか機械工学コース特色ある学び機械工学コース創造設計ユニット(3年次)

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