総合案内 2022
92/156

何を学ぶか幅広い産業分野で社会に貢献できる技術どう学ぶか学びながら進みたい分野を見極め、専門性を深めていくまず、スムーズに大学の学びに入れるように入学時教育を実施。1・2年次には電気電子情報工学の学びに必須の専門基礎科目を配置。少人数の演習を設けるなどし、学生一人ひとりの中にしっかりとした基盤を築けるよう配慮しています。さらに、多様な産業分野で通用する力を身につけるための専門科目を1~3年次に体系的に配置しています。入学時入学時高校・大学接続教育「電気電子入門講座」工学部電気電子情報工学科電気電子情報技術は全ての産業の基盤となるもの。建設・自動車・家電・ロボットなどの製造分野はもとより、環境・自然エネルギー・通信など、あらゆる分野に必要な技術です。本学科では、さまざまな分野で活躍できる技術者の素養を身につけるため、自ら目的を設定し、設計や製作を進める経験を積むなど、学生自身が考え、実行する能動的な学習を強く求めています。入学者を対象に、高校までの学習で不足している部分を補い、入学後の学びにつなげる講座を開講。入学後、4月上旬に実施を予定しています。・工業系高校出身者対象のコース数学・物理などの基礎科目の必要性を学び、大学における学習へとつなげます。測定機器や電子機器を用いた実験を体験し、シミュレーションによる電気・電子の物理現象を理解します。・普通科高校出身者対象のコース初めて電気・電子を学ぶためのコースです。オームの法則などの基礎理論を学び、電気実験の方法や機器の使用方法を体験することで、電気・電子工学への不安を取り除きます。1年次 1年次 「電気電子数学」「微分積分学」「基礎力学」など、専門科目を学ぶ上で必要な専門基礎導入科目を履修します。どんな力が身につくか電気電子情報の基礎力を持ち、課題発見・解決ができる人材90り、柔軟な論理回路の設計ができます。導入教育「電気電子ユニット入門」入学したばかりの新入生を対象に、電気電子情報工学を学ぶ楽しさや意義を体験する少人数ゼミ。教員から個別に指導を受けて学生の個性と可能性を引き出すもので、2年目以降の進路や学習方法の指針となります。ほかに大学院生や卒業生などとふれあう機会も設け、学生が多方面からアドバイスを受けられる環境を整えています。2年次 2年次 「基礎電子回路」「電気磁気学」など、電気電子情報分野のベースとなる専門基礎科目を学びます。2年次より「実践的エンジニアコース」と「電気主任技術者コース」のいずれかを選択します。・実践的エンジニアコース社会や産業界が注目する環境・エネルギー技術、ナノテクノロジー、光通信技術、半導体・電子デバイス技術などを中心に学びます。設計・製作・改良などの基礎実験を繰り返すことで実践的な力を養い、産業界が求めるエンジニアへと育成していきます。必修科目を最小限に設定し、学びたい分野の関連科目の選択の自由度を大きく確保しています。・電気主任技術者コース電気主任技術者、電気工事士、電気施工管理技士など、電気系の代表的な資格の取得をめざすコース。有資格者は住宅、ビル、工場、鉄道など電気設備の施工工事や保守・メンテナンスに欠かせない存在であり、就職に非常に有利な資格です。3年次 3年次 さまざまな分野の専門科目が一斉にスタートします。本学科では専門科目群を以下の3つの分野に分け、体系的なカリキュラムを構築しています。【電力・機器・制御】電気エネルギーの発生・伝達・利用に関する技術を習得するとともに、環境・エネルギー、電気機器・制御、システムを学びます。【半導体・電子デバイス・光エレクトロニクス】LSI設計、光エレクトロニクスなどの先端技術を学びます。【情報通信・情報処理】電子通信工学、ディジタル通信とネットワーク、コンピュータ工学などの情報通信技術を学びます。3年次にはさまざまな電気に関連する実験を体験する「電気電子専門ユニット」と、研究室に配属して、各研究室の研究テーマに関連する課題に取り組む「電気電子発展ユニット」「3年特別プロジェクト」(どちらかを選択)に取り組み、電気の分野に関わる広い知識と特定分野における深い理解を養います。4年次 4年次 1年次から積み上げてきた「ユニットプログラム」科目群でのプロジェクト型教育、「電気電子工学ゼミ」や「卒業研究」での問題解決型教育を集大成する1年です。4年次は希望する研究室に所属。ゼミでは専門領域の学識を深めるとともに、人間的な交流を図り、「卒業研究」へとつなげていきます。「卒業研究」では担当教員の指導のもと、自ら課題を発見し、解決するための研究を進めます。最先端の研究課題に触れることで、それまでに習得した基礎学力を実際の問題解決に活かし、現実の課題への対応能力と柔軟性を養成します。夏季・春季集中講座・マイコン回路設計講座全学年を対象に、夏休みの1週間を利用して講座を開講。企業などで活躍する技術者を講師に招き、マイコンを用いた制御回路の設計・製作・実習を通して、マイコン回路製作技術の基礎を習得します。・FPGA設計講座全学年を対象に、春休みの1週間を利用して講座を開講。設計・開発の第一線で活躍する企業の技術者を講師に招き、FPGA※によるLSI回路設計技術の基礎を徹底的に身につけます。※書き込み可能なロジックエレメントで構成され、専用ICと異な本学科が育成するのは、電気電子情報工学の基礎知識を身につけ、それらを応用して社会に貢献できる技術者です。幅広い産業界で課題を発見し、解決に向けて企画・設計・製作・試験などを自律的に行える人材。卒業後、実務経験を積んで電気系国家資格を取得し、社会のあらゆるシーンで電気電子情報系の施工・保守・メンテナンスを担える人材です。また、本学科から毎年多くの学生が大学院へ進学しています。各研究室では最先端の研究に取り組んでいるため、例年国内外の学会で4年生や院生が発表を行い、学会や展示会での受賞歴も多数あります。資格取得に向けたサポート工場やビルなどの高圧受配電設備の保安業務に必要な第三種電気主任技術者(電験三種)の資格を持つ人は、業界から高い評価を受けています。本学科では在学中の資格取得をめ

元のページ  ../index.html#92

このブックを見る