総合案内 2022
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97人とモビリティの共生をテーマにモビリティ・リサーチ・キャンパスの研究を行っています。画像認識やダイナミックマッピング等による自動運転でキャンパス構内を清掃するモビリティを学生が開発しています。世界の自動車業界は今、100年に1度の変革の時代を迎えています。日本の自動車業界がグローバルな競争に打ち勝つためには、先進技術だけでなく、「先進と基礎の融合」を実現する技術開発と人材の育成が求められています。自動車システム開発工学科は自動車開発をテーマに学べる国内唯一の学科です。自動車および関連システムを開発する学びのために研究機関にも匹敵する設備を備え、複数の産学連携研究プロジェクトを推進。国の戦略的イノベーション創出プログラムにも採択されています。学生はこの恵まれた環境をフル活用し、自動車の工学的基礎から設計・製作・テスト走行に至るまで、大学の4年間で体験することができます。その成果として、自動車業界で開発業務などに就く卒業生を数多く輩出。次世代のモビリティを生み出す若い才能を業界も心待ちにしています。車両実験実習場に備え付けのリフターを用いて水平時と傾斜時の輪荷重をそれぞれ計測し,モーメントのつり合いから重心位置を求める実習では物理の基礎が工学につながる実感を持ちながら学んでいくことができます。より楽しく、より安全に運転できる自動車を開発したい! 誰でも気負わずに乗れる自動車を開発したいーー。そうした思いを抱きながら、卒業研究では自動運転のシステム開発に挑戦中。具体的には、画像認識を用いた障害物回避や、センサから得た位置情報を3D地図と結びつける実験をしています。近ごろは高齢者の自動車事故が社会問題化するなど、自動車に負の印象を抱いている人も多いと思います。そうした状況を技術力で解決するのが目標です。スケジュール管理に努めながらゼロから新しい車両を製作 ! 自動車開発プロジェクトでは8人のグループで合計4台の車両製作に挑戦。最終的にその成果を説明書としてまとめ、後輩たちの自動車開発につなげていくのが目標です。一つひとつの作業を着実に進めるスケジュール管理が重要で、それは社会に出てからも直接活きる経験だと思います。プロジェクトを通じて、新しいものを生み出す魅力にも気づき、将来やりたいことが鮮明になってきました。工業系教員をめざす学生をサポート 高校(工業)、中学校(技術)の教員をめざすコースを開設。「ものづくり」のための幅広い工学基礎科目やプロジェクト科目と教職課程科目とを関連づけた特色あるカリキュラムのもと、技術系教員を養成します。自動車システム開発工学科3年福島県 帝京安積高等学校出身櫻井 大輝神奈川工科大学大学院へ進学自動車システム開発工学科4年兵庫県 須磨学園高等学校出身道田 峻佑学生の手で自動車開発に取り組むオンリーワンの環境

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